ムシマルの高知うろうろグルメReturn~広島想い出も添えて~

2020年4月こちらのブログに一本化します。
高知も広島も記事あってややこしいですが、慣れると良いかもです。

ミシュラン掲載店!3回目『たかのはし 清耽』に予約なし突撃。

2016年11月28日 08時15分17秒 | 広島・お魚系

 

突入。

 

あ、今日は人少ない。

「カープが優勝間際のせいか、みなさんお店に来られなくて」と大将さん。(2016/9/7時点)

 

家か、パブリックビューイング的なところに張り付いてらっしゃるのかもしれない。広島カープが広島に与える影響、プライスレス。

 

 

「何度か、来てくださいましたよね?」

おお、覚えてくださっていたとは有り難い。

ハシゴ酒と、後輩Kさんと来た時に。今回3回目。

 

静かな店内。

 

まずはビール。

陶器で出てくる。

ここが清耽さんのいいところ。上品さでちょっと一線を画する。

 

ぐび。

くふはぅ。

 

通った。何が通ったかわかんないですが、どこかからどこかへ通った気がする。

 

さあ、何を頼もうかなー。

お店の方が言ってくださる。

「メニューのこの辺は、早めに出せますよ」

へへっへ、そうかい?じゃあこれを。

 

冊子メニュー以外にも、本日のおすすめがある。どうするか。

完全に和の店かと、ジャパニーズの神髄なお店かと思ったら、

ポークソーセージとかトマトonチーズとか、そんなものもある。

 

(ミシュランなお店だからおじているけれど、居酒屋づかいをしちゃっていいのかな)

 

 

 「イカの卵和え」みたいなお通し。

うう。

身は適度な弾力を残し、うっすらとはじける食感。

お味もしっかりしていて、これは。

 

ビールが進む。

 

ムシマルが早く来るということで鯵の南蛮漬けとすごく高い位置で競り合って勝った「燻製ポテトサラダ」。

ムシマルの好きなポテトサラダ。

それもムシマルがハマっている燻製。したやつ。

 

ああ、なんか歯ごたえ部分もある。なにかわからないけれど。

燻製されたイモ部分が非常に非情。

鼻に何やら語りかける。

 

この香りが、鼻をむわっとさせてそれをお酒で洗い流させるのに最適で。

 

ああ生命とはそれが重要だ。

どんどんうまくなる素晴らしい食材ってことなんだ。

 

ビールが空き、日本酒のターンに移ろうと思う。

ここのビールは陶器で来て好きなんだけど、日本酒も好き。

 

そしてムシマルは1回目に来た時に、ここの日本酒おすすめが『天寳一』だということも知っている。

後輩Kさんからの入れ知恵であるが。

 

じゃあ天寶一本日のおすすめを。

 

出た。

向日葵の花だ!

懐かしい子供の頃の夏休みの気分だッ!

 

「香りを楽しむためワイングラスでどうぞ」とのお言葉。

あー華やかです。ぬるっとはなやか。

 

大将さんとちょっとお酒の話。

高知出身だと伝えたら、アンパンマンミュージアムや土佐鶴の話題を振ってくれる。

 

「お店はどれくらいの年数やられているんですか?」

「10年くらいになりますが、実は・・・・(以下秘す)」

 

さあ、ムシマルが高知県民だったってことも伝えたところで。

本日の旨いもんより、「穴子と昆布の土佐酢和え」に。

ああ、土佐酢で穴子。

いま広島と高知のシルクロードが通った。

そうかこれが通っていたんだなー。

 

アナゴはどう来るのかと思っていたら揚げてあるのか。

揚げておいて土佐酢につけるのか。

 

ぱくり。

あなごは衣の風味よくそしてしっとりと酸味。

ドロッとしたのを画布のように受け止める穴子。そう想像していただければいいのではないか。

 

よくないとしてもムシマルにはどうしようもないのだし。

 

ああ、別の機会にも言ったかもしれないが一人暮らし初心者ムシマル、

あんまり食べるというか買う機会のない酢漬け系やらもずくやらから縁遠くなっているので身体が欲している気がする。

 

 

 

もう、白く香ばしいアナゴに大地に引きずり込むような土佐酢昆布締めの風合いは、もうルシファーみたいな感じ。

ちゅるちゅるとおいしい。

 

 

「つるむらさきの天婦羅」。

つるむらさき?

江戸紫でなくて?それは醤油か。

むらさき芋みたいなものかと想像するが、全然違うみたい。

「今の時期の野菜です」と。

 

へー。

ざく、がしゅ。

うん。葉っぱだ。

 

大将さん「私は好きなんです」

ムシマルもおいしくいただくが、これは揚げ具合が良いからな気もする。

お塩でシンプルに。

 

天婦羅よいですね。

お酒が進む。

 

お酒が馬車馬のように二馬力くらいの勢いで進んでしまい、日本酒おかわり。

 

「違う天寳一にしましょう」と、ひやおろしを入れてくださる。

 ラベルも茜色で、秋色。

 

別のグラスでちびちびごくり。

ああしっかりしている。

 

こんなにしっかりしているのに、どうしてこんなに優しいの。

優しいだけでは生きてはいけない。優しくなければ、生きていく資格がない。by『長いお別れ』・・・じゃなかった『プレイバック』。

同じお酒なのにしっかりしきっているな。

 

もう矢も楯もたまらずお刺身を。

あ、たたきがあるんだ。マグロのたたき?へーではそれを。

「少しずつのお造り盛り合わせもできますがどうされますか?」

なにーー!それは本当かキバヤシ?

 

出てきたときはもっとびっくり。

この器、山じゃん!マウンテンじゃん!

というかそうか、山があるから対比としてここの平面部分は海ってことか。

ドキドキと動揺が止まらない。止まらないったら止まらない。

このドキドキは、もしかして、・・・・・・お酒のせい?

たぶんそうだ。

 

「左からマグロのたたき、こちらはお醤油をつけずにそのままでお召し上がりください、真ん中はノドグロ、右は水イカです」

それはそれは。

 

ヨコワマグロのたたきを、言われた通りそのままお醤油つけずにいただく。

ぱく。

あ、あれ。

高知のカツオの塩たたきと違う。

 

お刺身の燻蒸に近いのかなー。香りが焼けた香ばしさより付けられた匂いがある。

 

イ、イカもやわらか。そりゃ水イカって言うよってなくらいにはにゅるんでいる。

ノドグロもおいしいですなー。

 

そんなこんなでお酒がまた尽きそうになる。

大将が、次におすすめ3本を出してくれる。

山口と和歌山と、あとどこのお酒だっけ?

「ヨキトギ」「開春」「なんとか蓬莱」。

 

「開春」を。

 

2切れ目のたたきもおいしい。

 

お酒って本当にいいですねえ。

では次回、お酒の舞台でお会いしましょう。

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・終わらない。

ネバーエンドではないが、もう少し先にエンドがある。

 

 

ムシマル(日本酒があと少しある。だから〆たい。だが、何を!いったい、ムシマルはなにを食べればいいんだ!)

 

ここでお店の方に「〆、これとこれで迷っているんですがどっちがいいでしょうか?」

「半分ずつお持ちしましょうか?」

ええ!そんなんできるんですか!

 

迷いの中にあったひとつ。

「大根と筋肉の煮込み」。

はーネギと大根。

ぱくり。

 

おいしい。

し、思っていたものと違う。

 

酸味だ。またあったね酸味さん。

春雨もある。入っている。

まるでトムヤム系のものに出会ったみたいなアジアンな感じで。

 

 

大将大将ー、

「これ、なんか普通の煮込みと違うんですね」

〆向けなのか、ポン酢で味付けのあっさりした風味に仕上げたそうな。

 

胃に反して、食欲が引きずり上がる。

(ムシマルはまだ食べられる!)

 

牛とろ飯。

牛とろフレークをかけたとかいう、ふりかけと言えなくもないご飯。

 

フレークっていうからかわいた何かかと思ったけれど、

ご飯の熱でとろけているみたい。

 

ああこれ、美味しい。今日何度も云うおいしい発言。

かっ込める炭水化物。

 

牛とろの溶けていきかけの脂、裁断分離されたネギトロというか鉄火的な風味。

これは大盛どんぶりでも行けるな、そう思ったムシマルは1~2分後にも食べ終える。

ネギと海苔、たれとご飯、このフレークはすごい。

 

 大将さん、言わせて頂きます。

たっぷりと・・・・・・。

どうやらいいの引き当てちゃいました。

 

 食ったのは・・・・・・・

 

俺のほうだなあーーームシマルの胃袋に全部ッツ!!

 

 

 


 

 

食べ終える。

お水も一杯いただいて、人心地。

 

ごちそうさまでした。

 

お酒4杯に料理5品6品。

お会計は6,000円。

 

食べすぎたかなーー。

今度はもっと絞り込もう。

マグロカマとか狙っているのです。

 

 

 

 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
牛とろフレーク (呉人じゃが)
2016-11-28 08:54:14
シメの牛とろ飯は。北海道名物の牛とろフレークですね! 多分。
私も大スキで、デパートの物産展や通販でよく購入します。結構いい値段するんですよね〜(汗)
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呉人じゃがさん江 (ムシマル)
2016-11-29 23:24:21
牛とろフレーク。通販とかで買えるんですねー。

あれはちょっと温度変化が卑怯ですね。最初固そうに見えていたのにどんどんどんどん熱で蕩けていってました。

もし買っちゃうとはまってしまいそうです。

あ、コメントありがとうございます。
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