清耽に行く。
実は移転後初。
前は、モスバーガーだったところに移転。
その距離5mとかだ。
入ると、座敷席がなくなっている。
座敷的な段差がなくなったこともあって、なんとなくオープンワールドになった感じがいたします。
カウンターに座る。
女将さんに「今日は本読まれるんですか?」と問われる。
読書家、とはほんとの本好きの手前言えないけれどちょくちょく読むムシマルは、
ここでは音楽も流れてないしゆっくりと読みやすい環境なのだ。
『人間の土地』サン・テグジュベリ。
テグジュペリ大好きなんですが『夜間飛行』しかしっかり読んだことないのですよ。
飛行機好きにはたまらないんではないか、でもムシマルは飛行機好きではないのです。
ただ飛行機が持つロマンはわかりたい、と思っている。
そんなこんなで日本酒。
愛媛の日本酒『賀儀屋』。
ちょっとピリピリとした辛口。蜂みたいに甘さを感じさせながら針を隠し持っている。
和製モハメドアリだな、全然違うことはわかっていながら言った。
店内。の枡が側面に一面に。
壁に奇麗に等間隔に張り巡っている。
気のせいでなければ、一部子物置みたいな感じになっている。本来お酒を入れる空間に何か入っている。
木が新しくて、明るいなー。
ムシマルは前の黒っぽい感じも好きでした。
突き出し。
鶏と豆腐の煮たやつ辛子かけ。
シンプルなふりして複雑なふりして旨み発生源はやっぱりシンプル。
ペロッと食べて、食べた分だけ食欲が増すようだ。
すぐできるシリーズ(ナス煮びたし、魚南蛮漬け、ポテトサラダ)から南蛮漬けチョイス。
本日はハマチ南蛮漬けだって。
風味がよい、発酵の後味とお酢のキュッと締まる感じ、シルクのネクタイをそっ首にかけるような締まり具合。
(ハマチでは南蛮漬け初めて食べたかもしれぬ)
脂がアジやサバより控えめかも。
本日の旨いもんは・・・・・・いろいろ。
お魚食べたし肉が食べたい。
お肉系・・・・・・・・・「豚軟骨肉の旨煮燻製」1,000円に目を留める!
何回か通っているけれど初めて見たかもしれない。
来た。思わず極彩色で撮影する。
ギロギロしている、しすぎている。
というわけでもう少し穏やかな色合いで撮影。
とろっとろになっている、軟骨の骨部分がゼリーっぽくコラーゲン化している。
たれに、マスタードが黄色く映える。
ぱく。
うまぁぁぁぁ!
「圧力なべで熱しました」「燻蒸しました」とかそんなセリフを置いてもらうときにいただいたけれど、
これ食べてみるとムチャムチャおいしい。
角煮よりも抵抗感がある。
食感に波があるというか、やわらかさを基調としてさらにプルプル部分とほぐほぐされている部分とがあって非常に狡猾。
で、香りも鼻から出ていきそうなのが勿体ないと感じるくらい燻製好きムシマルにヒットして引っかかる。
頬が緩みかねない、勝手に。
「表情筋造反の危険あり。」脳内にそう打電されそうなおいしさ。
『欽ちゃんの仮装大賞』で20点満点をゲージオーバーフローして機械爆発しそう、と言えば聞こえが悪いけれどそんな感じなのだ。
豚軟骨には、北朝鮮にすると同等かそれ以上に圧力をかけるべき。
途中でもう、日本酒おかわりしていた、
『今月の天宝一』は秋おろし。
天宝一は秋の水みたいな潔すぎさがあって危険なおいしさ。
食べ物を。
「ソフトシェルクラブの天ぷら」到着。
(ミスター味っ子Ⅱだっけ?料理マンガで見て気になっていたんだ)
バリバリ殻ごと食べられる甲殻類。
よっしゃ食ったろ!積極的な食欲、欲望に忠実で質実で専心なムシマルがこれからバリバリ食うよバリバリ。
はい食べた!食べたよ!
たしかに殻が一緒に食べられる。
食感は、というか固さはあれぐらい。
エビフライのしっぽ部分をより薄くした感じ。
ムシマルはエビフライのしっぽを食べる派。
口のなかで音がする。メキッ、メキャメキャクシャパリ。
すぐ甲殻類の旨み。
甲殻類のワルツみたいに規則正しい咀嚼。
ああ、カニ類のおいしいけれど身をほじるめんどくささがないその楽さがおいしさにつながって良い。
丸ごと食べる、っていう原始の満足。
食べ尽くす。
斜め向かいのカウンターの方が頼まれていた押し寿司が気になりながらもごちそうさまをする。
4,200円。
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