まだ、明るい。
陽の射す野外に、喉の潤いだけを求め、
ムシマルは酒に手を出していた。
その2ターンめ、冷蔵コーナー行きムシマル。
こっちに12種類くらいあるぞーって心の動悸が息切れする。
ふふん、良いな、居酒屋メニューでムシマルが頼みそうなやつ完備。
ムシマルが居酒屋でよく頼む系(出汁巻き玉子、南蛮漬け、焼きナス)、そんなに頼んだ歴はないけど好きなキンピラ、春雨サラダ、肝煮。
ムシマルの胃袋は掴まれる。
寿司と刺身。
種類はこの一種だけみたいである、
ちょんちょんぱく。
で、ビール2杯め。
あーおさかなにビールで仕切り直しておいしい。
お寿司も、ビアガーデンで食べるものとしては安定感がある。
スーパーで買うやつくらいにはおいしい。
【寿司は腹にたまる、味わう程度に控えるがよろしかろ。】
脳内でイマジナリ食神様がのたまう。
ははーー。
ってことで1パックに抑えることとする。
パックだから、雰囲気的にスーパー販売感があるけれどゴミを片付けるときとかには便利。
経営者的感覚があるなと評価しておく。
ムシマルの2ターンめ寿司魚意外。
玉子焼きタコ和差、ホウレン草春雨たけのこ土佐煮焼きナス、
日本酒が充実していたら日本酒に走っていた。
日本酒はビアガーデンとしては普通の品揃え、今日はビールの気分だからビールに走る。
野菜系、サラダもあったけれど煮たり漬けたりするような調理もしていて、種類が多様。
ぱく、ぱく、食べる音があったと思っていただきたい。
ああ、塩辛と肝煮の酒好きする味、
春雨ほかの優しい味わいに、
キュッと締めるような緑味。
こういうのは、酒好きにとってリンボのように毒である、あるいは薬である。
(濃いだけじゃない、あっさりだけじゃない味のレパートリー・・・・・俺はまだ進めるぞ。)
進撃のムシマリン。
ほかには駄菓子みたいなスナックや柿の種がある。
ぽりぽり食べ呑み過ごすことが可能。
2ターンめも食する。
「ビアガーデンにお越しのお客さま、お刺身船盛お待たせいたしましたー!(アナウンス)」
え!そういうスタイルか。
船盛がサラダなんかを置いてあるコーナーをかき分けて、届く。
あっという間に行列ができて、あっという間になくなっていく。
ムシマルは写真を撮ったが実物は取れなかったよ。
(待てよ、冷蔵系コーナーに人がいるってことは蟻のように集まっているってことは、ホットコーナーが手薄?)
取ってみる。
シュウマイ、好きなんだよな。
そういう3ターンめ。
焼きナスシュウマイ南蛮漬けゴボウサラダ、牛すじ煮込みに黒ビール。
わーい食うぞ。
煮込みがおいしい、ショウガが効いている。
生姜は好き、なんせ高知の生姜はにほんいちーーー。
ああ、黒ビールぷはー。
ちょっと酔ってきた腹張ってきた。
お茶を汲み、少し回復の兆し。
(デザートとかなら、まだ行けるかな)
お茶とプリン。
サワーも飲んだりしつつ、
アイスにも手を出してしまう。
終わりが近づいている気がする、
人間には二つの限界がある。
「満腹の限界」を迎えると人は苦しくて動けなくなる。
目から血を流すほどの強い食欲で食べ続けられたとしても
次に来るのは「命の限界」
当然ながらこれを超えると人は死ぬ。
アイスにフルーツ寒天にシュークリームケーキなど。
ムシマルは胃袋の限界値を一瞬でも一寸でも多く広げるために幾星霜幾星霜食べ続けている。
デザートもそれなりの種類ある。
わらび餅もあって、優しいエンドロールが流れてきそう。
修了。
まとめ
〇ビアガーデンのなかでは安め。
〇別料金でクラフトビール可
〇種類は味つけにしろ調理法にしろ豊富。
〇30分に1回くらいスペシャルメニュー
全体に満足。
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