< ハーフ >
今では「ハーフ」という英語は日本人に馴染み、違和感なし。
人間のハーフもあれば、洋菓子のハーフもある。
その昔(?)テレビ番組で「8時だよ!全員集合」というのがあり、視聴率の怪物とも言われていた頃の話。
マスコットガール(これも古いか?)には、「キャンディーズ」というのが多くの人の記憶にあると思います。
実はその前に別のマスコットガールがいたんです。そのグループ名は「ゴールデンハーフ」。
当時の大人の都合か何かで交代。
当時、ハーフの意味は知らなかった。「半分」くらいにしか考えていなかった、スポーツの「ハーフタイム」的な。
昔は「混血・あいのこ」と言っていたのが実は今のハーフだった。日本語版ポリティカルコレクトネスで「ハーフ」に。
その人気絶頂のゴルデンハーフが来る!というのでクラスではその話で持ちきり。テレビ収録ではなくて、ラジオ番組の収録で地元に来るという。
メンバーはその通り全員ハーフ。
収録するホールの近くの薬局で「浅田飴」の缶を買うと入場券がもらえるという話が伝わったので、かなりの数の生徒が買いに行った。番組のスポンサーが浅田飴だったのかも。
今でいうところの、〇〇坂とかAKB(秋葉が原)みたいな感じ。AKBは赤羽じゃないかというふうにも取れる。東京に行く時は赤羽(あかばね)、尾久、日暮里、上野の順に列車は止まる。
さて当日、「おー、本物だ」。「黄色いさくらんぼ」などを歌い、休憩時間になり駅のコンコースみたいな休憩場所で一息。その隅に売店がある。そこにゴールデンハーフのルナがタバコを買いにきたぜというので、見に行った。
当時専売公社の販売だったタバコの銘柄に「ルナ」というのがあり、ルナがルナを買ったんじゃないか?などと、その場が盛り上がっていた。
ま、当時の田舎の男子高校生はこんな感じ。