花と野菜とスケッチブック

春夏秋冬・花と野菜とスケッチとそして人と一緒に・・・

携帯電話

2011-01-12 20:41:59 | スケッチ

新年早々に、本家の父さんが、おじいちゃんの仏壇をお参りに来てくれた。夫もお休みだし、二人久しぶりに飲みながら話に花が咲いた。

地区の代表をしている父さん、消防団の新年会に呼ばれていたそうだが、今年は行くのをやめにしたと言う。「若い人たちが結構入ってきてくれてそれはいいことだども、だどもだよ」と父さん・・・「いっぱい飲みながら、あれやこれや人と話したり、話に耳を傾けたり、意見を言ったりして盛り上がって、人がわかるんだべよ。どいつもこいつもみ~んなが、下向いて携帯いじってる、心ここにあらず・・・がっかりだよ」とのことだった。

生身の人がそばにいても、先輩諸氏がそばにいても、個々が平気で携帯をいじっているなんて無礼千万・・・だと私も思う。そんな会など私だって行きたくない。そんな若者なら大した消防団員になりはしないと言い切ってしまう。

確かに、いまどきの若者を見ていると片時も携帯を離さない。ゲームに興じているのか、メールを交換しているのか知らないが、いつも携帯が気になる様子。(電車に乗っても車窓を流れる美しい景色に目もくれない)

「生身の人との対話が一番大切だ」その上で携帯を使っている人には見込みがあるが、無機質なやり取りに身を投じて、経験から得た知恵をもった人との触れ合いをないがしろにしているとしたらたかがしれている、と思う・・・血が通ったつながりが、暖かさや情を育んで心豊かな社会を作っていくのではないかしら?

貴重な時間を携帯に分捕られてるのかもしれないのに・・・「本家の父さん今度は、携帯持たずに飲み会に来いって、若者に言ってみたら・」・・「絶対無理」だって!そんな人ばかりではないとは思うけどねぇ?