今回選んだ3冊の絵本は、当りだった。と言うか、いいなと思える絵本だ。著名人や教育者などの推奨絵本を参考にして購入しても、しっくりこないものが結構多い。私の好みではないということかもしれないが・・・選ぶ絵本もその人の感性だと思う。やはり、自分でいいと思って読み込んだものは受け手にも伝わる気がする。そんな絵本になかなか巡りあえないのが現実。
「パパはジョニーっていうんだ」BL出版
【離婚してしまった両親、パパと久しぶりに会ったティム。「ぼくのパパ、ジョニーっていうんだ!」会う人ごとに自慢したいティム、パパにとっても大事な息子。離れたくないけど、別れの時間がやってくる。又会えるよね。きっと会えるよね。】パパを慕うティムの気持ちが切なくて、息子と離れたくないパパの気持ちが伝わって、胸がつまってきます。読み聞かせと言うより手にとってじっくり読んでほしい絵本です。自分で読める中高学年~大人も
「まいごのどんぐり」童心社 松成真理子作/絵
【こうくんは大好きなどんぐりに名前をつけました。「ケーキ」どんぐりのおしりにそう書いて。どこに行くにもいっしょのどんぐり。ある日落としてしまって、探しても探してもみつからず、そのまま年月がたっていきました。そしてある日巡り会うのです。こうくんとケーキが・・・】ほのぼのとしたおはなしです。
「どうするどうするあなのなか」福音館書店 きむらゆういち/作 高畠純/絵
【3匹の野ねずみを2匹のやまねこが追いかけて、しらずにふか~い穴の中におちてしまいました。さて5匹はどうしたら穴から出られるか考えるのですが・・・】きむらゆういちさんのお話はたいがい面白いですね。