火曜日。朝から雨が降っていたため、
保育園へ行くと園庭で遊ぶ園児の姿はなく、
皆それぞれの教室に入っていた。
娘は自分の教室に入ると、すぐに朝の用意
・・・ではなく、お友達のところへ。
それでは母も退散という事で、
母:「じゃあ、お母さんもう行くで。」
母:「じゃあな、バイバイ。」
・・・
娘:
「ばいばい。」
娘:
(o)ノ~
・・・
母:(゜艸゜;)
いつもなら
娘:「もう、いかんといて!!」
娘:(_≧Д≦)ノ
と、用意が出来るまでは帰してくれないのだが、
この日はお友達と話すのに夢中らしく、
こちらが寂しいくらいの素っ気無さ。
むしろ
母の方が後ろ髪を惹かれる思いで帰った
のだが、
・・・
・・・・・
迎えに行くと先生が、
先生:「今日みっちゃん お母さんと別れた後、」
先生:「『帰った』って言って、」
・・・
先生:
「泣いていました。」
・・・
やっぱり、別れた時ろくに話を聞いていなかったようだ。
母:「やっぱりそうですか。なんか適当に手を振ってたから・・・。」
母:「でもま、いっか、と思って帰ったんですよ。」
先生:「でも、『お母さんとさっきさよならしてたよね』」
先生:「って言ったら自分で納得して泣き止んでいました。」
娘はきっとあの適当なバイバイを思い出したのだろう。
自分でバイバイしたのだから仕方ない、
と諦めがついたのだろうか?
・・・娘が納得して泣き止むなんて!
成長したのは身体だけではないのだ。
その瞬間を見逃した事、見物出来なくて当然だが惜しいと思っている母。