
みいが進級してもうすぐ1ヶ月。
授業参観では、
『ふきのとう』
を3つグループ毎に朗読。
皆それぞれ読む場所の担当が決まっているらしく、
その役を被る生徒達。
時々2つ3つ作る子もいた。
みいもなぜか2つ。


参観のあとにみいに聞いてみた。
母:「みいは『たけのこ』と『ふきのとう』書いたん?」
みい:「あれ、」
みい:「りょうほうとも 『ふきのとう』やで。」
・・・
母:(lll゜Д゜)ノ
母:(^o^;)
母:「みんな、竹とか横から書いていたけど、」
母:「みいだけ上から見た様子なんてすごいな。」
・・・
みい:「だって、」
母:(〟-_・)ン?
みい:「ほんに、上から みたとこしか かいてなかったもん。」
・・・
母:「えっ、みいは『ふきのとう』見たことないの?」
みい:「あるよ。せんせいと 春さがし したときに。」
昨年度に先生と見たらしい。
が、見本がないと描けないようだ。
このお話を毎日2回読む宿題があったおかげなのか、
恥ずかしがる子もいたが、皆上手に読んでいた。
そして、家の朗読でも初めは大ウケしていたみい。
『もっこり』
という文言も、皆ふざけることなく真面目に読んでいた。
【ふきのとう】 工藤直子
夜があけました
朝の光をあびて たけやぶのたけのはっぱが
「さむかったね うん、さむかったね」とささやいてます
雪がまだ少しのこって あたりはしんとしています
どこかがでちいさな声がしました
「よいしょ よいしょ おもたいな」
たけやぶのそばのふきのとうです
雪のしたにすこしあたまをだして 雪をどけようとふんばっています
「よいしょ よいしょ そとがみたいな」
ごめんね、と雪がいいました
「わたしもはやくとけて水になり とおくへいってあそびたいけど」
とうえをみあげます
「でも竹やぶのかげになってひがあたらない」
とざんねんそうです
すまない、と竹やぶがいいました
「わたしたちもはやくゆれておどりたい ゆれておどれば雪に日があたる
でもはるかぜがまだこない はるかぜがこないとおどれない」
とざんねんそうです
そらのうえでおひさまがわらいました
「おや はるかぜがねぼうしているな 竹やぶも雪もふきのとうもみんなこまっているな」
そこで南をむいていいました
「おーい はるかぜおきなさい」
おひさまにおこされてはるかぜは おおきなあくび
それからせのびしていいました
「や、おひさま や、みんなおまちどう」
はるかぜはむねいっぱいいきをすい ふうっといきをはきました
はるかぜにふかれて 竹やぶがゆれるゆれるおどる
雪がとけるとける 水になる
ふきのとうがふんばる せがのびる
ふかれて ゆれて とけて ふんばって もっこり
ふきのとうがかおをだしました
「こんにちは」
もうすっかりはるです

いいですねぇ。
みーちゃんのそういう「視点」・・・大好きです☆
子供って、ときどき大人でも考えつかないようなことをしますが、それは決して計算してるわけでもなく自然と出ることなんですよね。
次はどんなヒット作を生み出すんでしょうか。楽しみです♪
ねこでした。ニャン☆
恥ずかしながら、我が子は、ふきのとうをシッカリと観察した事はないです。
みぃちゃんの感性、素晴らしいです!
ふきのとうの詩、気持ちが和みますね。
子供の頃は分からなかった色んな事が分かってくる年齢になると、
詩の意味が心に響きます。
味もそうだし、いまだに私は遠くに見ています。
ある意味不思議な植物ですかね。
春を運んでくる。
たしかにふきのとうが生えていると
上からしか見えないですよね!
みいちゃん、すごい観察力!
優しさと思いやりがいっぱいのお話しですね。