友人の結婚式に出席して、昨日(12月議会)までの緊張感から 抜け出すことが出来ました。教会での挙式、そして素晴らしい仲間たちによる結婚祝賀会は素晴らしい一時でした。心からお祝い申し上げます。
次男が“後期中間考査”を終えたとき「あ~!疲れた。ゆっくり寝たい・・・」と呟いたことを思い出しました。昨日の午後7時40分に12月定例議会を終えることが出来ました。年末議会で最終日に議会が空転したことは“珍しい”と思います。良く評価すれば、議会側の論戦が深まったとも言えますが?・・・。
事の要因は会派提出の「要望意見書」をまとめる議会運営委員会理事会(非公開)で、各会派から提出された国や関係機関に提出する要望意見書の取り扱い(地方自治法99条)を協議していました。通常なら、遅くとも午前中で集約される事案でしたが今回は違っていました。出席議員しか判らないことだけに、控え室で待っている各議員は「何をもめているのか?」と言う声が出されるのも当然です。何度も協議を重ね、結果的に午後5時過ぎまでかかりました。苫小牧市議会では各会派から提出された要望意見書について、1件ごとに審査します。その前提は文言整理や修正案などを含めて提出者の合意をもとに原則として“全会派一致”をめざすものです。私の経験では、時には理解されなければ“取り下げ”を何度も体験しています。
今回も会派として「核密約の解明と非核3原則の早期法制化を求める要望意見書(案)」を提案しました。ある会派は「現状では早期は難しいからその部分を削除して(賛成)」、ある会派は「国益にかかわる問題を地方議会として提出するのは好ましくない(反対)」、「まだ、(法制化)は時期尚早(反対)」と2会派から「反対」が出ました。私は「では、法制化を削除して『国是である非核3原則の遵守』ではどうですか」と修正意見を述べ、全会派一致をえることが出来ました。こうして、様々な意見があっても“歩み”よりながら意見一致をめざしてきた経緯があります。
ところが今回、緑風から「鳩山由紀夫首相の偽装献金問題の全容解明と説明を求める」要望意見書に対し、公明・あおぞらが“賛成”の意志を表明。せいしんと共産は修正意見で“保留”。民主・民の風は“反対”と真っ向から対立案件となりました。私は、提出者の内容には反対ではありませんが、「政治と金」問題はすでに鳩山首相の他にも多々出ている問題だけに、その点の意見を述べ「保留」していましたが、6時間かけても“歩み”よる姿勢を示さず、一致なしでも強行する姿勢を崩さない緑風・公明・あおぞら(13人)。私は、「政治資金規正法の不適切処理の説明責任を 求める決議(案)」を「急施を要する」案件として提案し、多数の賛成会派の同意を得て上程し、結果的に決議が賛成多数で可決しました。「政治と金」に対する真相究明は金額を問わず国民への説明責任を明確にすることが強く求められていると思います。最終日には、指定管理者問題で質問(添付写真)しましたが、後日報告します。
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