こんにちは日本共産党の渡辺みつるです

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公平な行政運営を!

2010年08月31日 18時27分44秒 | インポート

 昨日は苫小牧らしからぬ“湿った”天候。今日は、いつもの温度計(バイパス通り)が30℃の数値を示す通り、“蒸し暑い”1日でした。

 私が、朝にハンドマイクで宣伝するところ(勤医協病院付近の交差点)ですが、あの交差点の山手側の三角地は“公有地”(道路用地?)です。色々な看板・広告塔がImg_12411 立ち並んでいますが、当然“公有地”ですから勝手に看板などは立てることは出来ません。周りは杭とロープで無断侵入が出来ないように策を講じています。でも、何故かしらある政党の看板が未だに立っています。使用料(道路占用料)の免除に該当するのか?除去されないとなると許可されたものと見るのが市民感覚です。しかし、実態を調べてみると占用申請を提出して許可されているのは“5件”の物件。並んでいるのは“5件”以上あるのが不思議です。

 9月3日から9月議会がはじまりますが、岩倉市長は「行政改革プラン」、「財政健全化計画」、「実施計画」(2010年度~2012年度)の3計画を議会に提出しました。その行革には“使用料・手数料の見直し”など現行の料金体系を見直す(値上げ?)考えが示されています。“3計画”の問題点は代表質問で取り上げますが、その前に“取るべき”ところからしっかり取っているのだろうか?と疑問を感じます。その一例が“公有地”の占用使用料です。真面目に申請して占用料金を支払っている企業市民にとっては、仮に無断で看板を出しているのであれば、不公平と考えるのは当然です。

 行革計画の前に、あるべき行政管理のあり方を今一度見直すことが必要ではないでしょうか?行革で公有地の管理が出来ない位に人員削減がされているのであれば、市民サービスの向上はほど遠いと思います。

 良く「渡辺議員は行政改革に反対なのでしょう」と聞かれます。私は、「(聖域なしの)ムダ削減は必要」と考えます。そして、削減した効果額で市民の暮らし・福祉・教育などの充実に当てるのが“行政改革”と考えています。


ファイナル・ビールパーティー

2010年08月29日 15時47分43秒 | インポート

 昨夕は、23年間「組合差別」と「人権擁護」の“闘い”を支Img_12351_2  援してきた全動労争議団の第20回ビール・パーティーに参加してきました。昨年までは、“全動労争議団(家族も含め)を励ます”ビール・パーティーから今年はファイナルとなる“全動労争議”解決記念ビール・パーティーと言うこともあり、宴席会場は満席でした。

 私も議員生活が20年ですが、この日を迎えることが出来て自分のことのように嬉しい、と言うのが率直な感想です。

1987年、当時の中曽根内閣は国鉄分割民営化を強行し、同時に、民営化のJR各社は国労、全動労の組合加盟者1.047人の不当解雇を行い、不採用を強行しました。

私は、「1.047人の国鉄マンを職場に戻せ!」と全動労争議団の“勝たせる会”の会員となり、時には“1の日行動”(不採用決定された4月1日)にも参加して一緒に街頭でも訴えさせていただきました。

長い期間の“闘い”のなかで、JRは“分割民営化で不当労働行為があった”ということを認め、2008年東京地裁で「組合差別があった」と判決出ました。現在の時点では、完全勝利に至っていませんが、6月28日の最高裁で“一括和解”、“金銭的解決”はつきましたが、残るのは“再雇用”問題です。この問題では、政府は「JRに要請する」としか言い切っていません。こうした事態に、マスメディアのなかには色々な見解を出しています。ある新聞では「再雇用されなければ解決ではない」と報道していますが、なかには“ゴネ得”などと言う(国民を分断させる)見解も出しています。

国鉄分割民営化によって、広大な北海道の鉄路(赤字ローカル線)は廃止されました。過疎化と高齢化の進展のなかで、通院などで公共交通機関がなくなってしまいました。国鉄民営化の後からは、NTT、郵便局、そして医療機関など次々に民営化されています。そして、「不当労働行為」が広がっています。

いま、国の新自由主義(規制緩和、官から民へなど)の流れは地方政治にも広がっています。

私は、全動労争議団の“闘い”から多くのことを学びました。企業の社会的責任をImg_12401 果たさせること。そして何よりも人権擁護をしっかり守る社会づくりを行い、再雇用を実現させることが、公共輸送の安全の確保と国民・道民の足を守ることに繋がります。

日本酒の大好きな私にとって、ファイナル・ビールパーティーの記念品として頂いた“升”は大切な“宝”として保存していきます。


母の転院!

2010年08月27日 15時17分47秒 | インポート

 残暑の厳しい日が続きますが、今日は入院中の母の転院で忙しい1日を過ごしました。現在の高齢者医療(特に入院)の置かれている実態を日々考えさせられます。

母を知っている方からは「渡辺議員のお母さんは本当に元気ですね!元気に100歳を迎えられるのでは・・・」と共通した声が良くかけられていました。ところが突然病魔が襲い、話し好きの母が会話の出来ない状態となり、身体まで自由に動くことも出来ない状態になりました。緊急搬送で急性期病院での療養生活が開始したのが3月上旬。その後、1ヶ月を経過して「急性期病棟と回復期病棟」を備えた病院に転院し、リハビリを行った結果改善のきざしが出てきました。通常であれば、在宅介護で療養することが出来ますが、我が家では受け入れる環境はなく、結果的には療養型病床(医療)で経過療養し、その後介護の療養型病床を活用しなければなりません。この間、医療連携によって希望する病院に転院出来たとは言え、家族にとっては現行のような入院期間の制限を持つ医療制度は納得出来ません。ベット削減・ホテルコスト(食事代の導入)を導入し医療費を抑制しています。市民の方から、「急性期病院から次の転院先を探すのは一苦労です」と相談を受けます。転移先にはたくさんの待機者問題がかかえているのが実態。しかも療養型病床には受入る患者の重症度によって受け入れ先がない深刻な事態があります。医療機関等に頼らず、在宅介護で苦労されている方がたくさんいます。介護予防とか在宅介護などを強調しても、老老介護、認認介護など複雑な実態があることです。いま政治は、高齢者が安心して暮らしていける環境づくりは単なる政治的スローガンであり、身内で体験するとその苦労の実態がはじめて判るのが、いまの社会保障のあり方です。

 1970年代に老人医療費無料化制度が実現しました。が、その期間は僅か10年間。その間、「老人福祉に金を使うのは、枯れ木に水をやるようなものだ」、「牛(乳牛)も乳が出なくなったら賭殺場に行く」、「長生きにはコストがかかる。出したかない人は早く死んだほうがいい」など数々の暴言を吐きながら、国民を分断し、老人医療の有料化と健保本人負担を立て続けに導入されました。その後も「医療制度改革」なるもので、ついには年齢による「差別医療」までつくり出しました。でも、現政権は後期高齢者医療制度を廃止する、と国民に約束したのに反故にしています。国民そっちのけの権力抗争では“国民生活第1”は明らかに詭弁ですネ。


なくそう孤立と貧困を!

2010年08月25日 20時30分50秒 | インポート

 居場所のわからない“100歳以上”のお年寄りが、全国には300人に迫っている、との報道。過日は、都内で死亡届を出さないで9年間もリックサックに隠して、白骨体と暮らしていたなど耳を疑うニュースに驚きました。でも、何故100歳以上だけが話題になるのでしょうか?高齢化率は総人口数に対する65歳以上の比率で計算されます。素朴な疑問として、65歳以上のお年寄りの実態を調査したら“居所不明”の数字がどうなるのか不安です。現時点では苫小牧市では“100歳以上”の不明者は“ゼロ”と聞いていますが・・・。

 昨日、第5回民生委員・児童委員推薦会が開催され、議会選出の松井雅宏議員と一緒に出席しました。今回は、民生委員の改選時期にあたるので民生委員の定数320人、主任児童委員の定数38人に対し、推薦された候補者調書に基づいて一人一人を確認しながら全員選出されました。ただ、民生委員320人の定数に対し、現状では61人の方が新たに選出されたものの、再任218人と合計279人で、41人が欠員状況。(その後10人が選出され残31人)

市内19ブロック地区割があって、1ブロックごと定数枠がありますが、町内会のなかには人口減少と高齢化などの理由等で民生委員を受けてくれる方がいないため、欠員が生じています。

民生委員の年齢は新任の場合は“原則65歳未満”、再任の場合は“原則として75歳未満”(後任者が見つからない時は75歳を超えても1度だけ)と規定していますが、北海道は民生委員確保のための対応策として“原則として75歳未満”をさらに緩和して“出来る限り75歳未満”に改正したようです。それだけ、引き受けてくれる方がいなくなってきている状況が伺えます。“社会奉仕”、“社会福祉”、“心身健康”など民生委員としての適格要件があるだけに、大変なご苦労をされています。

特に、昨今の社会情勢が反映して“貧困と格差”が広がり、地縁・血縁・つながり縁がすべて切れて、誰にも看取られずに亡くなるケース=“無縁死”が増加しています。

 身近で地域事情を良く知って、気軽に相談出来る民生委員の役割は、ますます重要です。ご縁があって、民生委員推薦会の委員を経験していますが、苫小牧市から悲痛な事件・事故を未然に防ぐためにも、欠員となっている民生委員の確保が重要ですね。


再生砕石にアスベスト?

2010年08月22日 13時38分57秒 | インポート

連日“暑い”ですネ。“暑さ”を口実にビール(日本酒が1番ですが)を飲む機会が増えたため、そのまま“体重増”に現れてきました。朝のウォークだけでは消費されません。

 過日のこと、建物の解体現場から出る廃棄物を砂利に再利用する「再生砕石」に、人体に有害なアスベストが含まれている事例がマスコミ報道されました。

 市では10年前?から再生骨材を道路の路盤材や下水道工事など公共事業に活用しています。当然、使用する以上はしっかりした処理を見極めて判断されていますが、この問題は“さいたまの市民団体”の調査で判明されたものです。

 “添付写真”ですが、何年か前に私のところに「解体されたコンクリートが山積みImg_12301 されている。危険ではないのか?」と言う市民からの苦情が寄せられました。早速、現場を確認し、市の関係部局に調査をして頂いたら、「議員、あれはリサイクルの中間処理場で問題はありません。ただ、管理上の問題点があるので、柵をつくり入れないように対応させます」との説明でした。

 あれから何年が経過したでしょうか?確かに、出入りの動きはありましたが最近では“添付写真”の通り、“置きっぱなし”と言った方が適切な表現かもしれません。もう中間処理施設と言える状況ではなく、木々によって放置されているようにも思います。

 リサイクルと言えば綺麗に聞こえますが、活用されなければただの産業廃棄物ではないでしょうか?

 アスベスト(石綿)については、2008年から建設資材などへの使用は禁止されました。今回のように、再生砕石にアスベストが含有されているとしたら、全国的な問題であり、公共事業はどのように対応されるのでしょうか?囁き声は届いていませんが、「議員!余り歩かないでください・・・」との声が聞こえてきそうです。