昨日までTV放映は冬季オリンピック(バンクーバー大会)で一色。初めてのスピードスケート団体競技を見ましたが、見事に女子団体が銀メダルを獲得しました。全力を出しきった各選手のみなさんに“おめでとう”のエールを送ります。TV放映されていないなかでも各競技で頑張った選手の活躍も素晴らしいと思います。感動ありがとうございます。
一方で、昨日(午後3時34分)南米チリ中部沿岸で発生した大地震(マグニチュード8.6)で明らかになった被災状況でも死者300人超で損壊家屋が150万戸との報道に驚きました。それによる太平洋側へ“津波”が発生し、北海道では根室市花咲で30㎝の津波が観測されたと報道されました。“津波”警報で鉄道も運休している地域があります。午前中、訪問先でも「“津波”警報が出ているので心配・・・」と一人暮らしのお年寄りの不安な声が出ていました。今後の情報によっては、死者などの被災者は増えることが予想されます。大地震によって被災された方々にお悔やみとお見舞いを申し上げます。1日も早い救援と復興のために私たちの出来る限りの支援をしなければならないと思います。震災は予測出来ません。
明日は代表質問の通告日。市内には老朽校舎が多いだけに、避難箇所に指定している各学校の耐震化は喫緊の課題です。
さて、1週間のなかで必見と言えばNHK大河ドラマ「龍馬伝」(主役は福山雅治さん)です。最近、“日本の近現代史”に興味を持ちはじめました。
いま読み始めたのは“日本近現代史を読む”(新日本出版社)という本です。こ の本の発刊にあたって監修された宮地正人先生(東大史料編纂所教授、同所長など歴任され、国立歴史民俗博物館長)が次の言葉を述べています。「21世紀の日本と東アジア、そして世界をこれから先も人が生存できる場として確保するため、核戦争と環境破壊の危機と果敢にたたかうこと、人がモノとしておとしめられるのではなく、尊厳をもつた人間として生活できる経済社会をねばりづよくつくっていくことです。そして、未来への方向は過去への性格な認識なしには決して定まりません・・・」と明記しています。その第1部が1853年(私が生まれる百年前)米ペリー艦隊来航からはじまります。まさに、「龍馬伝」と重なります。
時間的な制約があってもしっかり歴史を学び、未来への展望を確信できることを教えてくれる1冊です。