こんにちは日本共産党の渡辺みつるです

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建設委員会視察報告パート1

2010年10月31日 14時00分48秒 | インポート

 友人の子息・子女の結婚話。聞くところによると今年は2010年10月10日付の入籍が多かったようです。少子・高齢化社会の進展、そして雇用不安などの要因も含め祝い話が少なくなっただけに、ご結婚の報告を頂き心からお祝い申し上げます。

 過日のこと。「子ども手当が増額されるようになったことは良いことだけど、その財源はどこから捻出されるのか?12月になると扶養控除なども含め年間支払った税金の調整(年末調整)が行われます。その扶養控除が様変わりし、子どものいない家庭(高齢者・単身世帯も含め)は、控除が激減されます。その財源が子ども手当に充てられるのだから、誰のための対策なのか?所得(年収も)が減少しているなかで控除にも手をつけられると、逆に増税される方が増える仕組みとなります。きっとその仕組みを知ったら多くの方は怒るのではないでしょうか。(きっと怒ると思います!)

 事業仕分けがまた話題に。確かに、(税金の)ムダ使いは周りには多すぎます。先日、建設委員会で視察した首都圏外郭放水路(H4H18)ですが、総事業費2.300億円をかけて完成し、その後の維持管理費に年間3億円がかかるそうです。単純にムダとは言えませんが、ここまでやる必要があったのか?率直な感想です。確かに、埼玉県内にある中川地域は、利根川、荒川が洪水のたびに流路を変え、昔から浸水被害があったことは事実です。そして都市化が進み保水力も低下し浸水被害対策として、国地16号線の地底50メートルに総延長6.3㎞のトンネルを5つの立抗(内径30m・深さ70m)を経由して江戸川に放水する施設を作りました。私たちは第5立抗を見ましたが、あのスペースシャトルがすっぽり入るもの。そして利根川に放水するための調圧水槽を実際に見て驚きました。階段で地下22mまで降りるとパルテノン神殿”?のような59本柱(1本の重さ:500t)が並んでいまImg_13081 した。建設主体は国土交通省です。今回の事業仕分けで問題になったスーパー堤防の下流?に位置していると思います。ある議員からは、「ここも事業仕分けの対象だネ」と冗談(本音)話しをしていました。まさにスーパーゼネコンが喜ぶ大型公共事業。私は耐用年数を確認したところ、答えは「100年間は大丈夫です」とのこと。100年後を検証する際、事業の是否の検証は誰がするのでしょうか?。大型公共事業の判断は“慎重にも慎重”さが必要です。

 市民アンケートがたくさん届いています。例として“中央インター建設”の是否を伺うと「あれば便利。でも無理して建設する必要はない」と寄せられています。総事業費約20億円ともいわれ、その後の維持管理費を含めると市の財政負担は大変です。先日、ニュース報道で地方交付税の仕組みが説明されていました。国から地方自治体に配分されるもの。ところが、この財源を見ると何と30数兆円の借金で賄っているとのこと。議会のたびに、「後で交付税措置される」との説明を聞いていましたが、それは借金(赤字国債)をつくることであり、若い世代の負担となるもの。もっと、長い目で財政問題を勉強しないと、大変な問題になると改めて考えさせられました。


出会いの大切さ!

2010年10月30日 21時17分32秒 | インポート

 本当に寒くなりました。最近、多くの市民の皆さんと出会う機会があります。話題は、来年のいっせい地方選のこと。「渡辺さんはどうするのですか?引き続き頑張ってほしい」とか「お宅から道議選は出さないのですか?渡辺さんは出ないの?」など思いもよらない言葉が発信されます。それだけ関心があるのでしょう。

 過日も、朝宣をしていると「頑張れ!・・・」と暖かい缶コーヒーの差し入れをしてくれた方がいました。寒くなると片手に握った缶コーヒーの温もりが体感を温めてくれて何よりの励ましになります。そろそろ貼るカイロを準備しなければ、寒さに負けてしまいそうです。

 今日は、久々に釧路の兄が母の様子を見に来苫してくれました。病院で合流し一緒に病室に入ると兄の顔を見るなり、「あっ!」と驚いた母の声。久々に発した感激の一声でした。兄もこれから冬になるからなかなか来れないので、「しっかりリハビリして頑張って・・・」と声をかけていました。

 同室の付添の方から「渡辺さん。偶然ですが、この部屋の4人中3人が10月生まれなんですネ。しかも下1ケタが同じで10日ごとにずれているんです。これって・・・」と過日の誕生会の模様を話してくれました。闘病生活のなかで迎えた誕生会に感激していたようです。母は声が出せないのでその感激を伝えることが出来ませんが、楽しかった話を聞いて安心しました。

 訪問すると、独居で生活されている方が増えています。「今の政治を見ていると、(私が生きているうちに)良くなるのでしょうか?貴方のように若い方々が頑張っても、その結果を見れるのか疑問です。期待して投票しても何も良くならない!最近は政治討論会も面白くないですネ。言っていることとやっていることが余りにも違い過ぎ。私たちにもそれくらい区別できますヨ!」と国政に対する怒りの声です。でも、市政は身近な問題だけに、「良く新聞を見ていますヨ!誰が仕事をしているかしっかり審判を下します」と私も含め叱咤激励を受けました。

 偶然のことですが、13年前に出会った方から「あの時に、友人宅で相談にのっていただいた議員さんですネ!覚えていますか?私は貴方しか名前を知りません・・・」と歓迎されました。

 あと2日で暦は11月に入ります。ますます寒さとのたたかいですが、早朝ウォークで鍛えた身体で乗り切りたい、と思います。


新年度予算編成で申し入れ!

2010年10月26日 17時00分48秒 | インポート

 昨日の朝、いつもの場所で朝宣(ハンドマイクで市政報告)を行っていたら、個人タクシーの車窓から大きな声援がありました。見ると、総務委員会の視察に出かける阿久津議員・岩田議員・熊谷議員さんでした。市議会では、先週から各常任委員会の視察が行われています。

私が所属する建設委員会(10/27~29)は、初日に地下50㍍を流れる世界最大級の洪水防止施設“首都圏外郭放水路計画”(埼玉・春日部市)を視察。ゲリラ豪雨による被害が発生している問題に対する対応策を学んできます。2日目は駅前中心街が疲弊している苫小牧市の実態に対し、その打開策を生かす取り組みとして、境港市の「シンボルロード事業」を視察してきます。人口約36.500人の境港市が漫画家「水木しげるロード」として139体の妖怪たちのブロンズ像を“まちなか”に建設したところ、年間約200万人の観光客が来るようになった。(NHK朝の連続TV:ゲゲゲの女房)この効果がシャッター通りの商店街の空き店舗が解消され活性化した事例を学んできます。

 実は、27日は施設に入所している母の93歳の誕生日です。いつもなら自宅で誕生会を行っていますが、今回は出来ないのと、(私自身の)出張も重なり前日に顔を見せてきました。明日は丁度、施設入所されている10月生まれの方々を対象とする“誕生会”が企画されているようで、食べることも出来ない母ですが、そのことを話すと(施設の好意に)喜んでいました。

 今日は、朝一番で岩倉博文市長に‘11年度の予算編成に対する申し入れ行ってきました。(添付写真)

 新年度予算編成作業がこれから始まりますが、党市議団4人が知恵を出し合い、財Img_12971 源の裏付けも含め、市民アンケートに寄せられた声なども踏まえ提出したもの。項目の柱は①財源確保②雇用対策③景気対策④商業政策⑤福祉施策⑥教育施策⑦環境施策⑧安全・安心なまちづくり⑨平和行政⑩公共交通・市立病院行政⑪市民サービスの向上-11分野86項目です。特に、2年前のリーマンショックに加え、円高・デフレによる地域経済への影響は深刻です。そのなかでも雇用対策の充実は“待ったなし”の状況で、内需を拡大し消費(購買力)を高めなければ地域経済は成り立ちません。その点を最重要課題として予算に反映することを強調してきました。市長からは「まちかどミーティングなどでも、同様な意見が出されている。現在、部長会議レベルで発信し検討している。行政として実態把握を正確につかみ検討出来ることは取り組みたい」と前向きな姿勢を示し、財政部長は「(申し入れは)ダイミングとして会議を開く時期を逸していない。どんな事業を展開出来るか各部で検討してもらう。国の一括交付金の実態がまだ不透明で不安である」と答えました。総合政策部長は「短期間に各項目に検討し、提案されたことは素晴らしい」と感想を述べていました。

 インフルエンザが流行しているので、午後からインフルエンザ(3価ワクチン)予防接種を受け接種済証を頂きました。


一言の重み!

2010年10月24日 19時32分37秒 | インポート

 一言の重みは実に大きいようです。久々に母のところに見舞いに行った次男が嬉しいそうな顔をして語り出しました。昨日、おばぁちゃんに「あと3ヶ月後に受験が迫っているから毎日顔を出せなくてご免ね。僕も頑張っているから、おばぁちゃんも頑張って・・・」と声をかけたそうです。すると母が口元に手をかけて「頑張れ!がんばれ!」と囁いたそうです。あの話の出来ない母の口から2回も飛び交った一言です。その状態がどういうことか判断してか、「まさか、おばぁちゃんがあそこまで言ってくれるとは・・・」と早速、猛勉強モードに入りました。

 (風邪をひいていたので)私も5日ぶりの面会となりました。今日(10/24)は丁度、来春のいっせい地方選の投票日から6ヶ月前に当たります。久しく母の声を聞いていないので「私にも『頑張って!』って言ってよ」と冗談で声掛けすると、笑いながら首を横に振りながら、「いやいや・・・」と期待していた反応がありませんでした。きっと「(自分の道は)自分で切り開け」と言いたかったのでしょう。地道ですが訪問を行っていると、色々な意見・要望を聞かされて勉強になります。

 過日のこと。米国が未臨界核実験を行った報道を聞いた方から「核兵器を廃絶すると言ったオバマ発言はどうなっているの?世界が核兵器廃絶に向け大きな流れになっているのに、水を差すようなもの・・・」と怒っていました。確かに爆発が伴わない未臨界での核実験とは言え、何故実験を繰り返すのかが問題です。オバマ大統領は「核兵器廃絶」を世界に発信しノーベル平和賞を受賞しました。

米エネルギー省の発表で、9/15にネバダ州の核実験場で行ったとのこと。それが判ったのが10/12付です。国家核安全保障局(NNSA)は、「核兵器の安全性、信頼性を維持するのに必要な科学的データを得るために行った」と報告しています。まさに、未臨界核実験の目的は、新型核兵器や既存核兵器の改良・維持のためです。当然ですが、10/13付で被爆地広島・長崎の両市長は抗議しました。(私も同感です)

非核平和都市条例を制定した苫小牧市はどうだったのか?確認すると、10/14付でルース駐日大使に対し抗議文を出していました。

内容は「・・・包括的核実験禁止条約(CTBT)の精神に反するこのたびの臨界前核実験に対して、厳重に抗議するものです。本市は・・・2002年に非核平和都市条例を施行しており・・・貴国に対し強く抗議する・・・」と岩倉市長名で送信していることを(文章で)確認しています。

「核兵器を廃絶する」との“一言の重みをオバマ大統領はしっかり考えて行動しなければ、単なる世界へのパフォーマンスと受け止められ、核兵器廃絶を願う国際世論に逆行する行動、と私は考えます。


改善されない介護労働者の処遇の実態!

2010年10月22日 20時26分10秒 | インポート

 毎日欠かさず行っている早朝ウォークでも手袋など暖かい格好をしなければ歩けない季節になってきました。来週には冬将軍到来で平地部では“初冠雪”の予報?

「高速道路を利用する方は早めのタイヤ交換を!」とTVニュースで報道していました。の寒さはいつもの事ながら、季節は待ったなしのようです。

 に関して。全労連が「高齢者分野の介護労働実態調査」の中間報告を発表しました。回答を寄せたのは全国7.855人のホームヘルパー、施設・通所のケアワーカーなど。性別では83.9%が女性。この数値から判断すると男性の介護職場での進出が遅れているとの指摘。雇用形態は、非正規雇用が56.6%で、女性では実に61.7%という状況です。その結果は年収に現れ、平均が206万8400円。100万円未満が約3割(27.9%)と言う数字には驚きました。まさに、介護労働者がワーキングプア(年収200万円以下)の実態です。グループホーム火災による死傷者の報道はまだ記憶に新しい問題だけに、夜勤問題では「夜勤者の人数が少なくて不安」44.2%の回答を見る限り、緊急時の対応策の遅れが深刻です。

 過日の決算委員会で介護職員の処遇改善交付金の活用実態を質問しました。なかなか効果が出ていません。ある施設管理者は「いつまで続く交付金なのか不安材料があり、給料を上げる判断に躊躇している」と話してくれました。

 調査欄には「安心・安全・ゆとりある介護を提供できるよう、勤務体制・人員配置を見直して」、「介護報酬額を引き上げてほしい」、「必要な人に必要なサービスが提供されていない」など、現場の切実な声が寄せられているようです。

 生き甲斐を持って働いてもワーキングプアの実態では、後継者対策、施設維持も困難になります。

 私の知り合いも介護福祉士の資格を取得し希望を持って頑張っていましたが、腰痛症になり仕事を辞めてしまいました。「苦労して資格を取ったのに仕事が出来ない」と相談が寄せられ、当面療養に専念するため生活保護を申請し、「一日も早く社会復帰したい」とリハビリで頑張っています。

 こうした例はたくさんあります。が、驚いたのは19の政令指定都市で構成される指定都市市長会が20日、与党の民主党と厚生労働省に、生活保護制度の「抜本的改革」と題する案を提出したとのこと。確かに国が100%負担していない状況があり、保護率が高くなると自治体の負担増になるのは事実です。しかし、この市長会では、生活保護医療扶助に自己負担を導入することや、生活保護受給期間を3年~5年程度の「有期化」を明記しています。まさに、憲法25条の生存権を奪う提案であり、憲法違反そのもの。「期間設定の意味は“集中的かつ強力な就労支援”を行う」ことが前提と弁解しています。

 ちなみに、直近(8月)の苫小牧の有効求人倍率は0.36(全国0.49・全道0.41)ですから簡単に就職出来ない状況ですよネ。