今日の午前中。いつものように背広姿で後援会員を訪問していると、ふと立ち寄った事務所に電気がついていました。連休中の日曜日だから休んでいると思ったら、「渡辺議員、父が生きていたら絶対にこの席で仕事していました。だから、身体が続く限り店を休むことはしませんヨ!」とお父さんの遺志を娘さん夫婦が支えていました。(偉い!)留守のところもありましたが、不況の影響もあり「今年も“安・近・短”だヨ!」と年金暮らしの方々の共通のキーワードでした。その一方で、“被災地ボランティアツアー”を企画した旅行会社はすべて埋まったとの報道に驚きました。「自分の目で確かめたい!そして自分たちのまちづくりに生かしたい!」と真剣な顔で語っていたツアー参加者の声を聞いて感動しました。
「救援募金だけではなく、何かの役に立ちたい」と被災地復興に目を向けている国民が多いなか、野田総理は被災地復興そっちぬけにアメリカに行きました。「日米同盟の更なる強化を果たすため・・・」とのコメントには腹が立ちました。(被災地復興よりもアメリカ優先)自民党政権とどこが違うのか?政党の名前だけが違っているだけでしたネ。
午後(3時~5時)から市民会館小ホールで日本共産党苫小牧地区委員会が主催した“TPPでどうなる?わたしたちの暮らしと経済”TPPを考える苫小牧集会を行いました。事前の準備のために1時間前に会場に行くと市民会館の駐車場はすでに満杯。「こんなに早く集会に来ているはずがない?」と思いながら会場に行くと案の定、私が一番でした。連休中の中日で夕方の時間帯だけに少ない参加者になるのでは?と頭を過ぎりましたが、開会20分前から続々と参加者が来場し、用意していた席は5分前には満席状態。イスを追加する盛況ぶりでした。何と227人の市民の方が参加してくれました。
講演者の紙智子参院議員が喪中のため、代わって党中央委員会農林・漁民局次長の有坂 哲夫氏が約1時間をかけて、「野田総理の訪米には日米同盟問題と同時にTPP参加の事前交渉となる」と緊迫しているTPPの情勢論。そしてTPP参加によって日本国民に何をもたらすのか、「利益は最少で、被害は甚大、最悪の自由化協定」とその危険性を指摘。TPP推進派の前原誠司政調会長が、「第1次産業に関わる労働力の割合1.5%のために、98.5%が犠牲になる」と発言した内容の危険性、「TPP参加は“開国”ではなく“懐国”となる」と厳しく批判し、同時に巨大マスメディア(テレビ・新聞)も推進の立場で論評し、全国に広がっているTPP反対の運動をほとんどとりあげていない異常さを告発しました。また、東京大学の鈴木宣弘(すすぎ のぶひろ)教授の発言なども紹介され、参加者から「TPPの本質が判って勉強になった・・・」などの感想が寄せられました。
全道を東奔西走している“はたやま和也”党道政策委員長もかけつけ、道内各地をまわり各界各層と懇談した内容が報告。“TPP阻止”では、一致点での共同の広がりの内容を報告をすると、会場から大きな拍手がありました。