こんにちは日本共産党の渡辺みつるです

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生存権を守る運動が大切!

2012年06月30日 17時37分07秒 | インポート

お笑い人気タレントの母親が生活保護を受けていた問題がマスコミ報道で話題になっていますが、丁度この期間は国会では、「税と社会保障の一体化改革」法案での民主・自民・公明の3党合意で衆議院では可決の見通しの条件が整った状況と記憶しています。マスコミ論調は、まさに芸能人の家族が生活保護を受けるのは?と盛んにマイナス面を強調しているように私には感じました。まさに、国の生存権を規定している憲法25条との関わりから、生活保護のあり方をこの際一気に見直しするのが狙いと危惧しています。

今日は午前中に、今年で結成32年目を迎えた“苫小牧生活と健康を守る会”の定期大会Cimg0574 が開催され、来賓として参加してきました。(添付写真)

大会では、①憲法25条の生きる権利を守り、9条改憲に反対しましょう!②生活保護改悪反対、老齢加算を復活させましょう!③生活相談活動・要求小集会・集団申請をするため、班体制を確立しましょう!④国民のくらしと経済を破壊する消費税増税を廃案させよう!⑤泊原発の再稼働を全力で阻止しょう!-の5本の大会スローガンを含め報告・方針、決算・予算が採択されました。

全国で生活保護を受けている人数は211万人(4月末現在)と過去最多を記録していますが、増加の要因には「低年金者なのに年金額が下がり、一方で介護保険料などの値上げで生活が困難になったこと。働く労働者の雇用形態の変化(有期雇用)で失業者の増加」などがあります。討議のなかで、「市内でも生活保護基準以下で暮らしている人がたくさんいる。まともに生活保護申請をすると、全国でも1.400万人・・・」と“貧困と格差”の広がりが時代背景に現れています。

自民党は、「年金・労働者の賃金を抑えることで、生活保護基準を1/10削減させること」を検討し、低年金・低賃金労働者と生活保護受給者との対立を仰ぐことをねらっています。「最低限度額の基準を下げる」とする根拠を低賃金労働者と比較させ、「働く者よりも生活保護の方が優遇されている」というキャンペーンを強めているような気がします。

フランスでは、労働組合が単に賃上げ要求だけでなく、生活保護の改善を求める運動に取り組んでいることは重要であり、日本の労働者も低い物差しを基準にするのではなく、最低限度を決めた生活保護を改善させる取り組みによって、最低賃金を上げる取り組みが必要と考えます。

私は挨拶のなかで、国の“税と社会保障の一体改革(案)」と地方行政における生活保護行政は一体のなかで進められていることを強調させていただきました。

大会後、みんなで一緒に囲んで懇談しながら食べた“すき焼き”鍋は美味しく、元気を貰って帰ってきました。


議員定数の削減で検討が!

2012年06月29日 23時59分28秒 | インポート

 今日で6月定例議会が終わりました。

 議会報告会は7月3日(火)午後6時半から市民会館205号室で行いますので、ぜひ多くのみなさんに参加していただきたいと思います。これから、急ピッチで報告集と当時に、全戸配布する“議会だより”の原稿書きの準備で忙しい日々が続きます。

 議会中、いつもお世話になっている“歯医者”さんに受診の予約で相談に行くと、先生が「すぐ診ます!」というので返事でした。実は、新しい党の事務所の玄関フードが余りにも綺麗なので、つい慌てて前歯からまともにガラス戸にぶつかってしまいました。(あわてん坊なんですネ!)現場を見ていた方からは「大丈夫?」と心配する声もありましたが、半分はその慌てぶりに笑い声も・・・。私にとっては大きなダメージでした。しばらくすると痛みも出てきたのでレントゲンで撮影して診察してもらったら、前歯2本に危険信号が出され、2日の日に本格的な治療となります。(多分、抜歯になると思います!)3日の日が議会報告会なので心配ですが、抜歯されると困るのですが、「何とかします」という“歯なし”(話)でした。

 さて、議会の詳細は報告会で行いますが、今日の午前中に行った議会改革検討委員会(会派代表者による)で“定数問題”が議論になりました。

 私の会派は以前から人口増と民意の反映を理由に現状維持を表明していましたが、民主・市民の風も現状維持を正式表明しました。(議員数では10名)

 しかし、他の会派の緑風は4減、改革フォーラムは6減、公明は最低3減、一人会派の方々も大幅減が提案されていますが、その根拠は不明です。

 そこで、検討会の田村議長(座長)から「6月がひとつの山場として検討してきた経過があり、各会派の意見にも幅があり、今回のひとつの基準として、人口17万都市としての議会としての諸課題、委員会の構成などをふまえ、慎重に各会派の考え方を集約し、定数2減」という座長案が提案されました。

 私は、「今回の議長提案は重みがあり、改選後の議員定数の判断基準であり、今後9月定例議会に向けて、全会派一致にむけて精力的に努力する」と意見を述べました。各会派がバラバラの数字ではまとまる話もまとまりません。ぜひ、全会派が一致できる内容で決めることが必要です。

 そのなかで、「“議員定数”はそもそも議会改革という位置づけは可笑しい」と指摘しました。まだまだ、他にもやることがありますが、ややもすると“定数削減”が議会改革の柱であるという問題は決して市民的な声ではない、と思います。

 


教育行政のゆがみ!

2012年06月27日 20時58分00秒 | インポート

 6月号の広報とまこまいの表紙に美味しそうに給食を食べている子どもが写っていました。(偶然ですが知人の子どもさんでした)

 その学校給食に関わって6月議会の一般質問で取り上げましたので、内容を書き込みたいと思います。

 4月から新しい“第1学校給食共同調理場”がオープンしたことで、受け入れる学校の状況を調べて見ました。市内小・中学校39学校(山なみ分校を含め)のなかで28学校(10.106食分)に“第1学校給食共同調理場”から配送されています。ある3階建ての中学校を調査すると、配膳室にある「給食用専用エレベーター」を使用しないで、先生や生徒が1階に配送された給食を手分けして運んでいる実態が判りました。その理由は、食器が増えて(私が議会でとりあげ改善したことで)以前使用していたコンテナが少し大きくなったことが要因のようです。何故、事前に学校現場を調査し、コンテナ問題を検討しなかったのか?と誰もが疑問に感じることです。学校現場では、以前と違う作業が増えたことで、午後の授業にも影響が出るため、先生たちが大変な苦労をしています。(第2学校給食共同調理場からの配送は問題なし。“第1学校給食共同調理場”でもエレベーターがないところは問題なし)

 “第1学校給食共同調理場”から配送している学校で、配膳室なども含めエレベーターが設置しているのは7校ありますが、同様な混乱が起きていると推測します。

 私は、市教委に対し、「何故、給食専用エレベーターが使用出来ないコンテナを導入したのかその理由と、配膳員の増員や、配送時間と回収時間の改善」を提案しました。同時に、「これから建設予定の“拓進小”は新しい給食用コンテナ対応のエレベーターを設置するのか」と伺ったところ、実態とかけ離れた教育長、学校教育部長の答弁に驚きました。

市教委としては、午後の授業に影響しない対策のひとつとして、「配送・回収時間の変更を各学校に会わせて2学期から改善する」と約束しましたが、「エレベーターの設置目的はあくまでも児童・生徒など障がい者対応であって、給食用で設置していない。この考え方で“拓進小”の建設では最初から旧式コンテナ対応(13人用)のエレベーターを設置する」との答弁です。

私は、教育長と学校教育部長に対し、「貴方たちは、給食時間に対応している学校現場に足を運んで実態を見ているのですか?」と思わず大きな声で質問してしまいました。「給食は教育の一環・・・」と言いながら、現場に混乱を作るのは問題と思います。配膳員さんの配置基準を調べると小学校の場合、7~19学級は一人、20~39学級は二人。そして40学級以上は3人となっていますが、“拓勇小”は41学級で二人の配置(3人必要ですネ)。ここにも、配膳員さんの負担があります。見えないところで、教育行政に検討・改善すべきところがたくさんあることが明らかになりました。


善玉コレステロールも改善!

2012年06月26日 21時29分50秒 | インポート

 国会(衆議院)では、民主・自民・公明の3党合意に基づき、国民の猛反対を数の論理で押し通して消費税増税を含む”税と社会保障の一体改革”法案が強硬採決されました。与党・民主党内からも反対票が出たように、いかに民意に背く行為かが、明確になった結果でした。今後、参議院で審議されますが、最後まで国民世論の力で廃案にさせるために、引き続き頑張ります。 

 過日に受診した“特定健康診査”の結果が届きました。メタボ(メタボリツクシンドローム)の判定は“該当していません”との結果に一安心。でも、血液検査のなかで脂質(資質ではありません!)検査の“LDLコレステロール”(悪玉)が一昨年と昨年と比較して数値がアップしていました。同時に“HDLコレステロール”(善玉)の数値もアップ。きっと、再開したウォーキングで改善されることを期待しています。

 さて今日は、副議長の辞任に伴う選挙がありました。議会を代表する正・副議長を議会自身が決める判断材料として、議長は第1会派(議員数の多いところ)、副議長は第2会派からという“慣習”がありましたが、最近では単純に議員数だけでなく、人物本位(資質)を重視することも大きな要因となってきました。とは、言っても最後は”数の論理”ですが!

 今回は、突然の副議長辞任ということもあり、前回(昨年5月の臨時議会)に副議長候補として立候補したので、私は立候補を表明しました。当然、副議長を辞任した第1会派の代表からも「会派から出す」ということになり、話し合いの結果、今日の朝一番に選挙が行われました。

 結果は18対12ということで新しい副議長に岩田典一議員が当選しました。(おめでとうございます!)

在任期間は残り10ヶ月ですが、議会では公平・公正な議会運営に、そして議長の補佐役、議会事務局をカバーして頑張ってほしい、と思います。

結果的に選挙では負けましたが、嬉しいことがありました。それは、前回は民主・市民の風(6人)の応援を頂き10票でしたが、今回はさらに2票の応援を頂いたことの方が負けよりもかけがえのない価値のある結果と得たことです。他の会派からも(一部)とは言え賛同者が増えたことは意義があります。

検診の善玉・悪玉コレステロールに例えると善玉コレステロールがアップしたと考えると元気になります。

新聞報道を見た市民から、「当選して欲しかったです。でも渡辺議員はやっぱり市政のチェックマンとして頑張っている姿が一番似合っています・・・」と同様の電話がたくさん寄せられました。

これからも、厳しく、もっともっと調査・勉強して質問に生かして行きたいと思います。


これで良いのか?マスコミ報道のあり方!

2012年06月24日 20時05分03秒 | インポート

 昨夜、何気なくTVニュースを見ていたら、放映最後のところで、「取材しても放映出来ないものがありますが・・・こんな(首相官邸前)デモが行われていることをしっかり報道しなければ・・・」と“原発再稼働”に反対するデモの様子が僅か数秒放映されました。

そのことと関係しますが、東京にいる親友から「面白い記事があるから・・・」とFAXが届きました。都内で有名な新聞社に“読者からの主な意見”と題して(関東在住)5人の声が掲載された記事でした。

①首相官邸前に「原発再稼働反対」と15.000人以上(警察発表)の人々が集まったことに対し1行の記事もないのはどうしたことでしょう。団体でも動員でもなく、個々の老若男女が集いました。日本の“ジャスミン革命”の萌芽と思いました。東京新聞が全く触れていなかったことに、びっくりしました。②どのようにとりあげてくれるのか楽しみにしていたのでがっかり。このような大規模なデモは、国民の意思が政治に全く届いていないことを不満に思う市民の気持ちがよく表れていて、ぜひ全国の人にも知ってほしかった。③外部の圧力があったか自己規制なのか私には分かりませんが、非常に残念です。国民のために新聞を作ってください。④組織的な動員なしでこの人数。一目見れば政治家にとって驚異に映るであろう光景でした。1面に載せても不思議ではなかったのにおかしい。⑤一般市民は、国からも企業からも裏切られた状態で迷子になっている。納得のいかないまま再稼働され不安な中に投げ出され、だからこそ本当の情報を知らせてくれる新聞に期待しているのです。-という割愛なしの声です。

これに対し“応答だより”という署名入りで新聞社の対応が掲載されていました。タイトルはズバリ“再稼働抗議デモの不掲載について”でした。全文は書き込み出来ませんが、最初は「・・・15日夕、首相官邸周辺で大規模な抗議のデモがあり、本紙の翌16日朝刊には、デモを報じた記事や写真はなく、読者の皆さんから上記記載に掲載される批判が100件以上寄せられた・・・」と書いていますが、中段にはマスコミとしての報道責任を述べていますが、「・・・取材を担当する部署内の連絡ミスで当日、現場に出向いた記者がいなかつたのです。官邸前に足を運んだ多くの市民に寄り添うことが出来ず、肝心な取材を怠ってしまう結果となりました。これを重く受け止め、ミスをなくす取材態勢を整えました。」と弁解とも受け止められる反省文が書かれていました。が、最後に「時の政権への市民の異議申し立てを記録していくことは、ジャーナリズムの重要な役割です。“主権在官”を打破し、主権者の意思を国の政策決定に反映させる。それを後押しする本紙の姿勢は揺らいでいません」と掲載していましたが肝心な時に真実を報道するのが新聞の役割ですネ。

最近、民主・自民・公明の“増税密約”の詳細な内容、原発再稼働の反対デモなどが“ごぞって”報道されないことに、戦争を知らない私でも、戦前に行った“報道規制”と同じでは?と考えさせられます。(私は赤旗を見ているから大丈夫ですが)