子どもとうさぎとねこと音楽のある風景

息子いっちゃん(2006年3月生)と3匹のうさぎと3匹のねこのいる歌と琴が好きな主婦の記録

~いつも何度でも~まずこころありき

2010年02月26日 | 音楽
声楽の個人レッスンが4回限定で受けられることになり、スタートしました♪

先生とのお話しも本当に楽しくて、歌を聞いてもらいたいやら、お話しをしたいやら・・・。

世間話ではないんです。
日頃感じていることなど・・・。
なんというか、こころの話、空の話・・・。
「空っていいですよね・・・。」
こんな話、普段、ママ友やご近所付き合い、職場の同僚とはしません。
でも、音楽が好きな者同士でお話ししていると、時を忘れ、私自身は、“学生時代の合宿”みたいな気分になってきます。

自由曲で選んだ曲は宮崎映画「千と千尋の神隠し」の「いつも何度でも」「いのちの名前」。
音の流れに流されていては言葉が立たない。
言葉を立てながらしかし、ぶつ切れにしないで歌う・・・。
難しいけど、なるほど、と思います。
ハッキリ発音しようとすると、一音一音が切れぎれになるし、メロディーだけ重視しても詞が伝わらない。

最近、いっちゃんが保育園に通って長く預けられる間に、職場のスポーツクラブの出たことのない先生やレッスンに参加している。
バレーも出たし、ストレッチ系も。

先生の力量は「声」だと実感。
声が、息が、呼吸が流れを作る。
そこに生徒は気持ちよく乗れるかどうか。

「絵本を読むように言葉を立てて歌いましょう」
以前、息を吸った瞬間にその先の歌がもう決まっているというお話しを聞いた。
どんな気持ちで歌おうとするのかという息。

ストレッチの先生の言葉。
体を無理に伸ばそうとするより、頭で伸ばす、伸びる、というイメージをする方が結局早道・・・。

形から入る、というやり方も時にはあるが、やはり「まず初めにこころありき」なんだと思う。

念じるというか、思うというか、想像したり、イメージしたりして、こころを羽ばたかせて、美しい映像を描けるか、美しい新たな空気を表せるか・・・。
そんなことができるのが、人間の素晴らしさなんだと思う。
そんな力ができれば、凝り固まった頭の中を地下水や泉が湧きだすような清々しい循環がなされる。

結局は、何かの技を持っている、技を磨く、そのことよりも、強いこころを持ったり、こころを鍛練したりすることの方が、本当は早道なんだと思う。
早道というと語弊があるかもしれないけど、そのことが一番肝要ということ。

器楽曲はまた捉え方が違ってくると思うけど、詞を歌う、ということはそこにある気持ちやイメージと同化して大事に表すということ。

大元がしっかりしていれば、必ず伝わるということ。
本当の愛情から叱っているなら、いつか伝わる。
形が不格好でも、大事に思う気持ちがあれば、必ず伝わる。

当たり前といえば当たり前かもしれないけれど、忘れがちなことを音楽からも教えてもらえる。
ありがたいと思う。

子どものころにはあって、大人になるにつれて忘れがちな感覚を取り戻す。

本来、ひとりの人間は、もっといろんな力を持っていると思う。
でも、いろんな方向の力が少しづつ弱くなってきたり、人によって個人差があったりして、だから、音楽を聞いたり、絵画を見たり、スポーツをしたり、身体を使って行うことで、大切に備わっている力を思い出す。

こんな内容でお話ししたわけではないけれど、こんな感覚的なお話しをずっと先生としていました。
私にとっては本当にしあわせな時間でした。

感謝!!!
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