子どもとうさぎとねこと音楽のある風景

息子いっちゃん(2006年3月生)と3匹のうさぎと3匹のねこのいる歌と琴が好きな主婦の記録

うさぎはこころで話す

2009年12月31日 | 子ども
今年ともそろそろお別れですね。

ぷっくの書き残したことを書いておきましょう。

ぷっくが亡くなってからすぐに、何度か夢を見ました。
二回、生き返る夢を見ました。
まだ家にそのからだがあるうちは、あまりに安らかな顔をしていて、本当に眠ってるだけのようでしたから、息を吹き返すかのような錯覚と願望が夢に現れたのでしょうね。
生き返ったぷっくを前に私は
「こんなことって、あるんだ…」
と、つぶやきます。
二度とも夢でそうつぶやきました。

それから、もう一度は、もう動かないふにゃふにゃのからだをずっとだっこしてる夢でした。

ぷっくは名残惜しがる私に、少しづつこころの整理ができるようにしてくれたのかもしれませんね…

最近、息子のいっちゃんが
「うさぎはお口でお話しできないんだよね」
と言いました。

それをどういうつもりで言ったのか、よくわかりませんが、うさぎが何も伝えられないと思ってしまったら困ると思い、たしか私は手を胸に当てて、
「うさぎはここで話すんだよ」
と言いました。
いっちゃんは「そっか!」と言いました。

それからしばらくして、朝突然またいっちゃんは言いました。
「うさぎはこころで話すんだよね」

私は心とは言ってなかったと思います。
でも、3才の子が「こころ」というものがわかること、そしてそれを人でなくうさぎに感じられることに驚き、またそれを思い遣れることをうれしく思いました。

本当にそのとおり。
うさぎはこころで話します。

いつもうさぎ部屋で干し草をカリカリ食べてた仲間のこうちゃんとぷっく。
オスとメスだから一緒に遊ばせたこともなかったけど、ぷっくが亡くなってから、こうちゃんと遊ぶ度に、こうちゃんはぷっくのケージを伸び上がって覗いていました。

でも、一月も過ぎたころにはもう中を見なくなりました。
いないとわかったのでしょうね。

こうちゃんもどことなくさびしそうです。

こうちゃんと、これからもっと遊ぶ時間を作りたいです。

こうちゃんはシャイですが、実はなんだかんだ言って膝に乗ってきます。
顔をぎゅっと腕で挟んで頭をなでなですると、
「ぼく、本当はだっこしてほしいんだ!」と言ってるようです。

来年は、体力をつけたいという目標もありますが、目に見えない、耳に聞こえない、「うさぎのこころ」のような「音楽」のような「絵画」のような世界を丁寧に大切にして行きたいと思います。

みなさんの新しい年が光あるものとなるようにお祈りしております。

よいお年をお迎えください。
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