
私の妹は大学の卒業式より結婚式の方がやや早かったぐらい、結婚が早かった人です(できちゃった婚ではないですが・・・)。
結婚してほどなく第一子を授かり、今や三児の母です。
初めの子の子育てと最近の子育てでは、私とは10年ぐらい違うので、子育てのやり方というか、ブームも違っていたし、小児救急も今より手薄だったそうです。
そんな母として大先輩の妹。おまけに子どもたちは病院にお世話になることも多かったため、わが息子が病気になると、まずは妹に電話していろいろ聞く姉です
そんな妹の子どもが病気だったときの奮闘記を自分の覚え書きとしてここに書くので、医学的根拠は全くない部分があることや、専門的に正確な記述とは言えないことをあらかじめご了承ください。
(また同じ話を妹に聞かなくてもよいように、というメモなのであります。)
今回のいっちゃんの風邪、インフルエンザの流行っている時期でもあり、37度台の発熱で、保育園から私の職場にTELがかかりました。
お昼寝が終わるころにお迎えに行き、すぐに小児科へ直行。
37.7度あったので、これから高熱が出る可能性大です、と言われました。
そこで困ったのが、うちのいっちゃんの場合、「熱性けいれん(ひきつけ)」を起こしたことがあるので(1才の突発性発疹で)、インフルエンザの疑いに加えて、「けいれん」止めの薬(ダイアップ)を処方するかどうかの問題、それからインフルエンザになった場合、「タミフル」を使うかどうかの問題がありました。
今までは風邪をひいても「ダイアップ」はなるべく使わないようにしようということでやってきたのですが、今回はインフルエンザの疑いが強く、高熱が出る可能性が高いので、「ダイアップ」を使いましょう、と医者に言われました。
「ダイアップ」は38度出る前に投薬する座薬です。
そして、8時間後にまた投薬することによって、「けいれん」を抑えます。
ただ、ちょっとハイになったり、ふらふらしたりする副作用があるようです。
これは2回ちゃんと投薬しないと「けいれん止め」の効果はないらしいのですが、いっちゃんが以前使ったときは、座薬なので1回目がおしりから出ちゃってたことが後で判明しました
ただ、2回目は投薬できてたようで、その影響か、高熱の影響かでとてもふらふらしていたのは覚えています。
以前「ダイアップ」を使ったときの副作用はどうでしたか?と医者に聞かれ、ふらふらしたと答えたら、その程度で済むならば使いましょう、という判断になりました。
また、インフルエンザの薬「タミフル」を使うかどうかは、今晩中にご主人と相談しておいて下さい、と言われました。
ちまたで一時言われた「タミフル」を飲んでその後異常行動が出て飛び降り自殺、なんてニュースを思い出すと、救急車に乗った「熱性けいれん」、「ダイアップ」のふらふら、「タミフル」の異常行動・・・この3つの心配で重ーい気持ちになる母でした
①ただ、「タミフル」の異常行動は現在では因果関係が確かではなく、「タミフル」を投薬していなくても異常行動が見られるケースもあり、「タミフル」がいけないとは言われなくなったそうです。
②あと、解熱剤の中で、インフルエンザ脳症に結びつくものがあるようなのですが、そんな被害がいくつか起き、今は大丈夫な解熱剤しか医者は出さないようになってると妹談(ちなみにダメなものはアセトアミノフェンを主成分とするものだと医者からもらった資料には書いてあります)。
私が妹に聞きたかったのは、①「タミフル」が大丈夫かどうかという妹の見解と、②インフルエンザ脳症に関わる解熱剤のことでした。
結果、妹も医者にもらった資料と同じ見解を持っていたので、医者と一般人の両意見を聞けて、ややほっとしました。
しかし、「タミフル」について、妹の3人の子どもたちの反応はそれぞれ違っていて、上の男の子2人は「タミフル」が大丈夫、でも一番下の女の子は「タミフル」投薬後に「けいれん」を起こして救急車に乗ってしまったということ。
(もちろん、この「けいれん」が「タミフル」の影響か、インフルエンザの影響かはわかりませんが、妹は「タミフル」はその経験からその子には使いたくないと言ってます。)
また、医者の説明では、インフルエンザ発症後の異常行動の事件は10才以上の子どもに多く見られたらしいのですが、それは大きい子は親がずっとついていない、一人で行動することが多いためではないかと言われているそうで、身体に対する影響は10才以下でも同じだろうとのことでした。
だから、何才であれ、親は少なくとも2日間は目を離さないようにと注意書きがありました。
さて、この話には落ちがありまして、当のいっちゃんはというと、こんな大心配をよそに、熱も一時38度を超えたかと思ったら、すぐに下がり、ほぼ37度台止まりの基本的に元気な風邪で終わりました
何と言っても、笑えるのは「ダイアップ」です!
実は、この発熱の前日、夜、いっちゃんは突然、大泣きし始め、今までこんなことなかったというぐらい30分以上ぐずって泣いてました。
何が何だかわからず、私は電話相談に電話し、イチかバチかで便秘気味でお腹がポンポンになってるいっちゃんに浣腸しました。
すると、小さなうんちが1つ出て、疲れたのかホッとしたのか、いっちゃんはその後すぐ寝たという一件がありました
救急車搬送まで連想させるけいれん止め「ダイアップ」ですが、先生に浣腸の一件を話すと、もしかしたら1回目はウンチと一緒に出ちゃうかもしれないから、2つのところ、3つ出しときます、と言われていたとおり、1回目の「ダイアップ」はやはりウンチと一緒に出ました
仕方ない、再度1回目を、と投薬し、1時間ほど経ったころ、またウンチをしていました。
でも、ウンチの中には座薬は見当たらず、なんとか1回目が投薬できたわい、と思っていました。
ところが、早めに帰ってきたお父さんと一緒にテレビを見ていたいっちゃん。
何やらつまんで、
「何これ~」と言っています。
そう、その指の先には、すこーし溶けかかっている座薬「ダイアップ」が
やっぱり2つともおしりから出ちゃってたのね・・・
と、いうことで、いくつかの心配はおしりから出て行ってしまったのであります
1.便秘の解消
2.高熱は出ず
3.「ダイアップ」投薬でふらふらになることなく・・・
それにしても、今回の風邪、鼻水も咳もなく、37度台の発熱のみで終わりました。
たくさんの心配も不要となり、諸症状で長引くこともなく、不思議な風邪でした。
もしかしたら、インフルエンザの予防接種をしていたから、インフルエンザだったけど軽く済んだのか・・・?
とにかく、お医者さんや妹にいろいろ学んだ一件でした。
妹のすさまじいばかりの「乳アレルギー」奮闘話なども書くつもりでしたが、長くなったのでまたの機会にします。
どうかみなさま、風邪予防をなさってください。風邪やインフルエンザにかかった方は軽く済むようにお祈りしております。
ややこしい話をお読みいただき、ありがとうございました。
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