いっちゃんも3月で5歳になりました。
この騒動でか、最後の登園日が誕生日だったのですが、先生もおめでとうと言ってくれなかったようなことを言ってました・・・
同じく3月生まれのいっちゃんの大事なお友だち、かっちゃんがお引っ越しすることになりました。
いっちゃんは、かっちゃんときょうちゃんのおかげで、苦手を克服したのです。
踊りがきらいで、夏の夕涼み会でも踊りはひとごと、でした!
運動会の練習が始まったころには音楽がかかると、「ぼくはおどらないことにきめた~!!!」と言って、耳を塞いでいたそうです。
そのいっちゃんが踊れるようになったのはこのふたりのお友だちと先生のおかげでした。
あるとき、ふと、いっちゃんが言いました。
「おかあさん、だいすきってわかる?」
「どんなこと?」
「だいすきっていうのは、きもちがつたわるってことで、おれはピタゴラスイッチときょうちゃんとかっちゃんがだいすき!」と。
先生が何かそんなお話しをされたのかと思い、先生に聞いてみると、特にそんなことは言ってないとのことでした。
せも、「だいすき」を語ってくれたことがうれしくて先生にそのことを伝えました。
そこからがまた、先生の素晴らしいところで、
「ね~ね~、いっちゃん、きもちがつたわるってどんなこと?」
「あのね~、かなしいときにかなしいってわかって、うれしいときにうれしいってわかること」
「じゃあ、いっちゃんのだいすきなかっちゃんときょうちゃんがとなりにいてくれたら、いちゃんのおどりがはずかしいきもちとかもわかってもらえるから、おどれるかな?」
「うん」
こんなやりとりに発展したそうです。
それから少しづついっちゃんは踊れるようになり、運動会当日、晴れの舞台で生まれて初めて自分で進んで踊れたのでした☆
大好きな、気持ちが伝わるお友だちが、ひとつの大きな山を乗り越えさせてくれたのです。
そんな大事なかっちゃんがお引っ越しすることになってしまいました。
地震の不安、余震の不安、買い物も大変な毎日の中でしたが、かっちゃんとお兄ちゃん、ママが我が家へ遊びにきてくれました。
いっちゃんの大切なお友だちでもありますが、ママも私は大好きでした。
ママもこの運動会の感動のエピソードを先生から聞いて喜んでいてくれたのですが、行事の折に時々会って話したぐらいで、いつも会いたいけどあまり会えないままだったのです。
声楽教室で卒業の歌を歌ったとき、私はかっちゃん一家がいなくなっちゃうことで涙でぐずぐずで歌っていました。
先生に、別れの曲だけど、また再会を願う歌だということを忘れずに・・・と言われ、思い直したり・・・
どうしても、ちゃんとお別れしたかったのです。
そして、大変な中でしたが、みんなでケーキのろうそくに火をつけて、お祝いしました。
このときわかったのですが、本当に気の合うお友だちというのは、会う回数じゃないんだということ。
もっといっしょに遊んだり、お話ししたりしたかったけど、会いたい思いは再会の楽しみとしました。
地震で悲しいニュースを見て暗い気持ちになることもありますが、そんな中にもお友だちとの絆を深める機会も持てました。
今歌っている歌です。
日本語の「翼をください」を英訳した歌「Wings to Fly」
昨年、イギリスで一般人からスターへと転身したスーザン・ボイルのバージョンです。
悲しいニュースの中にも明るい希望を持って羽ばたいて行けますように・・・
こんなときだからこそ、やっぱり歌ったり歌を聞いたりするひとときが心を休ませられます・・・
みなさま、どうぞ体調崩さずお元気でお過ごしください。
http://www.youtube.com/watch?v=LYdmOT4p0LY&feature=related
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます