二日酔いを意味する英語の「はんぐおーば(a hangover)」
まあ“酔っ払い”の言うこと。by.NA-094
はんぐおーば
ビール工場に行って来タンク(“缶”結編):アサヒビール吹田工場
こうやって、煮沸で生じた麦汁のタンパク質、
ホップのカスなどを取り除いてから、
よく冷やした麦汁にビール酵母を加えて、一週間ほど、発酵させる。
その後、数十日間、タンクの中で熟成される。
アサヒビール吹田工場には、
直径7メートル、高さ23メートルもある円筒形のタンクが140本もある。
このタンクを模した”お土産”まで売っているほど。
(思わず、まとめて購入。職場の同僚にもウケは良かったです。)
現在のビール工場は、どこもメタリックでファクトリー的な印象が強い。
出荷される商品の大量さと、それを支える機械的な設備のためだろう。
工程の最後では、出荷に向けてのボトリングとなる。
1分間に62ケースも詰めることが出来る設備が、
まるでマシンガンのように・・・と記したいところですが、
この日は、ライン停止中。
最後に・・・。
現在、アサヒビールのグループには、ニッカウヰスキーも含まれている。
日本を代表するウイスキーブランドを取り込んだ会社としても、気になっていた。
当然、これで分かったわけではないが、
日本国内で、もっとも歴史あるビール工場へ寄れたのは、
なかなか有意義でした。
(「ビール工場に行って来タンク」の最初の記事へ)
(アサヒビールの工場紹介のページ)
蛇足:
最近、アサヒビールからも発売されたノンアルコールのビールテイスト飲料。
ラベルデザインから、“スーパードライ”と勘違いして、
誤飲(?)されかねないと言うクレームが出ているらしい。
・・・でも、酒席で、一人だけ醒めているヤツがいると面白くもないのも事実。
ラベルデザインが似ているのも、お酒が飲めない人への配慮の1つなのに、ね。
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ビール工場に行って来タンク(後編):アサヒビール吹田工場
1516年、ドイツにおいて・・・。
「ビールには、「大麦」「水」「ホップ」の3つの原料以外は使用してはならない」
・・・と言うビール純粋令が公布された。
この法律は、現在でもドイツで遵守されている。
そして、現在のアサヒビールでも、主な原料は変わらない。
「大麦・・・二条大麦の麦芽」
「ホップ・・・ホップの雌花」
「水」
さらに日本国内の酒税法では、ビールの味を調整し、
すっきりした味にするための副原料としては、
米、コーン、スターチなどが定められている。
工程は・・・。
まずは「仕込み釜」で、お湯(水)に麦芽の一部と副原料を加え、煮る。
残りの麦芽も「仕込み槽」で、お湯を加え、さらに「仕込み釜」で煮たものを加える。
この工程で、液中の”でんぷん質”が麦芽糖へと変わる。
これを”ろ過”すると、澄んだ麦汁(あめ湯)となる。
この麦汁にホップを加えて、煮沸。
ホップの雌花には、花粉のような成分”ルプリン”があり、
ビール特有の芳香と苦みとなっている。
アサヒビールが興味深いのは、ココ!!
以前までは、ひとつの釜で行っていたホップと麦汁の煮沸を、
別々の釜で行う技術(世界初の新技術)を開発。
ビールの泡持ち時間が長くなっただけでなく、
工程上のCo2排出量も30パーセント削減している。
スゴいものです。
(「缶結編?」に続く⇒)
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