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絶対悪:害教、数多(あまた)あり

(前回の続き⇒)
世界平和統一家庭連合(統一教会)の教義や活動は、
日本や日本人に対し、非友好的なものであり。
過度な献金を信者へと求め、霊感商法などで利益を得てきた組織。

外国(日本以外の国家)に、母体のある宗教団体でありながら、
日本国内へと浸透していったのは、
その教義が、日本の学校教育が行ってきた反戦教育ともダブらせており。
きわめて悪質で、反社会的に感じる。
もちろん、信教の自由は、あくまで人権に基(もと)づくものだけど。
「家族から切り離し」、「眠らせない」、「食べさせない」、
「批判的な意見から、遮断する」…などは、洗脳のシステム。
すべての宗教団体が、そんなことをしているわけでなく。
組織へと収めてきた金額や勧誘してきた人数によって、
組織内での立場が上位のものへとなっていくのは、
組織暴力(〇クザ)と同じで、献金という名目に置き換えた上納金であり。
宗教の名の下での、弱者からの収奪でしかない。
人々の生活を乱し、“家族との絆(きずな)”を断ち切るような、
マネをしながら、「世界平和」「統一」「家庭」などの文言を用い。
キリスト教の教義団体かのように「教会」とも称していた。
どの言葉も、実態とは、かけ離れたものでしかない。

この統一教会に限らず、カルト団体へと勧誘する“もの”は…。
自らの正体と意図を明かすこともなく、
親しい隣人として近づきながら、
人を惑わせ、取り込んでいく。
まるで、神や聖者とは異なる、ある存在が思いついてしまう。



「絶対悪」、こんな言葉を用いるのも、どこか仰々しいけど。
こんな言葉から思い浮かぶのは、人を悪へと、誘(いざな)うもの。

例えば、旧約聖書では、イブに“知恵の実”を食すように、
そそのかしたヘビの存在があり。
新約聖書にも、荒野(あらの)において、
大工の息子(〇エス)をたぶらかそうとする“何者”かが現れる。
これらの話を思い起こさせるような表現や描写も、
キリスト教の文化圏では、物語での“ふくみ”となっている。
今回、記事の表題(タイトル)を、「絶対悪」としたのは、
こんな存在が、まるで違う言葉で語られていることにある。



平和な社会に、どっぷりと浸かりながらも、
半端なアナーキストのようなことを言えたのは、
世の中について、何も知らなかったからなのだろうか?

国民の生活や財産を侵害してくるような存在から、
国家(及び、関連機関)が守ってくれないどころか、
多くの人に、重大な損失を与えかねないカルト団体を野放しにして、
社会的に責任ある人間(エラい人)たちは支援まで受けていた…と聞けば、
自力で、生活や財産を守るしかなく、かなりの衝撃を受けている。

蛇足:
前回の記事との繰り返しになるけど。
「今後、安倍晋三、元首相と統一教会との間での、
何らかの事実が発覚し、国葬されるに値しない人物だった!」…となったとき。
今回の費用を、政府は、国民に返納してくれるのだろうか?…と思っている。
それが約束できないのなら、国葬(国葬儀)など、やめて欲しいものです。
(続く⇒)
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複合悪:害教、数多(あまた)あり

(前回の続き⇒)
あらためてとなるけど…。
今年(2022年)、7月8日、参院選での選挙演説中において…、
安倍晋三、元、首相が、白昼に殺害される…という大事件が発生する。
この事件がキッカケとなり、
政権が、世界平和統一家庭連合(統一教会)という、
宗教団体によって、深く蝕まれていることが判明していく。

この“統一教会”とは、霊感商法や高額な献金などが、
過去(現在においても)、問題視されてきたカルト宗教団体であり。
関連する政治団体「国際勝共連合」、
友好団体「世界日報社」、UPF、天宙平和連合なども考えれば、
政治と宗教を含めた複合カルト団体となる。
それらの事実が発覚していくことによって、
当初の大事件が、小事と思えるほどの事態へとなっている。
そう言えば、まだ事件から、2か月ほどでしかない。
(個人的なこととなりますが…。)
正直、これまで統一教会について知っていることなど、ほとんどなく。
このブログ上へとアップしてきたことは、
ここ1~2か月間のテレビ報道などの受け売りでしかないところ。
その印象で記すのなら…。
おそらく、安倍晋三、元首相と、統一教会とは、“つながり”があり。
首相として、歴代一位の任期期間にあった人物は、
本当に、国葬(国葬儀)に値するのかは分からなくなっている。
政府は、国葬の費用を「予備費」から、
2億5000万円を支出することを閣議決定しているけど。
今後、新たに発覚する事実によって、
「彼は、国葬されるに値しなかった!」となったとき、
政府は、今回の費用を、国民に返納できるのだろうか?
…と思ってしまう。




さて、統一教会との“つながり”が発覚し、
報道陣に囲まれているセンセイ方たちは、
ミエミエの言い逃ればかりをしている。
ある意味、彼らは、愚か者ではなく、
ちゃんと責任を、自覚していた?とも言えるけど…。
社会的な立場のある人なら、その行動は、かなり罪深い。


学校教育などでは、この国(日本)は、
国民主権で、選挙制度のある法治国家であり。
政教分離の国家でもある…と習った気がする。
それほど頭の良かった子供でもないのに、
ロクに勉強すらしてこなかったためだろうか?
“国民主権”のことは覚えているのに、
“主権国家”については、ほとんど印象に残っていなく。
一度、調べ直してみたことがある。
簡単に言えば、主権国家とは、他に従属することなく、
独立した政治運営が行われている国家。
他の主権を持つ国家とは対等であり、
支配されたり、干渉されたりしない権利をもつこととなる。

しかし、この認識も、政権と世界平和統一家庭連合(統一教会)との、
“つながり”が発覚してからは、かなり揺らいでいる。
今までにも、社会への不信感を持つことはあったが、
この国では、国民主権のもとで、
公正で民主的な国民選挙が行われていると思っていた。
しかし、政治家のセンセイ方は、有権者と向き合うよりも、
国民に重大な損失を与えかねないカルト団体から得られる、
組織票を望んだこととなり。
有権者からの票数を獲得し、当選を果たしたとは言え、
これは、偽りの“民意”でしかなく。
選挙制度の弱みに、つけ込んできたカルト団体によって、
国家の主権が、侵害されるなど笑い話にもならない。
これは言葉(で説明的)にするまでもなく、不快な事態であり。
そして、コロナのような病災とは異なり。
責任の所在が、ハッキリしているものであれば、
正していかなければならないことになる。
(続く⇒)
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蝕む(むしばむ):日常悪

(前回の続き⇒)
数年前の話で、以前の職場でのこと。
元、航空GA隊員だった若い同僚が、朝から、ボヤいていた。
(航空GA隊員:航空“じえいたいいん”と読んではならない。)
「はあ~っ、昨日、パチンコでスってしまいましたよ」
「なんか、仕事の合間で、副業として、ラクに稼げる方法ないっすかね?」
…“待て!君はパチンコを”副業”ととらえているのか?“
“それに出社したのなら、ネクタイは、ちゃんとしろ”とは思ったが、
取り敢えず、黙っていることにした。
彼の言葉に、彼と同年代となる別の同僚が、
「それはツイてないですね」
「きっと、ご先祖様の霊が成仏しきれないで漂っているから、
運気が弱くなったんです」と言いながら、大げさのリアクションも加えていた。
「俺がツイていなかったのは、霊のせいだったのか?」
「そうです。そうです。パチンコやめるしかありません、ね」
「イヤイヤ、パチンコは、収入源だから、やめられないし、な」
“君は、生活の糧を得ることを、どう考えているのか?”
…と思われていたことには、今も気付いていないかも知れない。
「それなら、このツボを買えば、ご先祖様も成仏なされます」
「今なら、100万円と、お買い得です」
この“やり取り”を見ていた周囲の同僚たちも、吹き出していた。
「パチンコでスっただけでなく、アヤしいツボまで買わされるのかよ!!」
…という会話が、“おふざけ”として出来るほど。
霊感商法などに引っ掛かるのは、よっぽどの世間知らずか、
頭のネジの緩んだ人たちだと思っていた。
このフザけた会話を、多分、ヘラヘラと笑いながら、聞き流していたと思う。
それを、今、恥じている。



今回の世界平和統一家庭連合(統一教会)の騒動では…。
テレビ番組において、元、女子アナウンサーの方から…、
「霊感商法で助けられた人もいる」という発言があり、
謝罪するに至ったと聞く。
この発言が、どのような経緯から出たものかは知らないけど…。
「新興宗教で助けられた人もいる」とでも言うつもりが、
言い間違えたのだろうか?
…だとしても、色々な原稿や言葉を扱ってきた、
元、女子アナウンサーとしては、問題がある。
それに第二次世界大戦後の中東戦争などを考えれば、
宗教によって、人々が救われてきたような時代は、
すでに終わっているようにも思える。
ましてや、自分たちの教義を、都合が悪くなれば、
コロコロと、ねじ曲げてきたような“もの”は、人を救えるとは思えない。


民法のテレビ番組によると、
本日(2022年9月5日)から、
「旧統一教会」問題相談集中強化期間となり(9/5~9/30)。
無料の相談窓口が準備されるとのことだった。
合同電話相談窓口:0120-090590

この窓口には、被害者だけでなく、
加害者からの電話も集中することが考えられる。
トラブル事案を、誰もが納得できるものとしていくのは、
大変な労力を必要とするけど。
人々を意図的に間違った方向へと導いていく存在でも関われば、
その労力は、より大きなものにもなる。
それだけに担当する人たちは、穏やかではいられないところかも知れない。
(続く⇒)
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