日本へ帰国する前に、できなかったことが一つありました。それは8月2日に
開通式典が行なわれた新都市鉄道「レッドライン」に乗車することでした。
<レッドラインの車両>
ソフトオープンは7月28日でしたので、それ以後、11月の正式オープンまでの四ヵ月間は
無料で開放されています。バンスー中央駅から北のランシット駅に伸びる路線で、26 kmを
25分で走行し、またバンスー中央駅からタリンチャン駅に伸びる15 kmを15分で走行します。
11月からは、14バーツ(約46円)~42バーツ(約138円)ほどの料金になりそうですネ。
バンスー中央駅からランシット駅まで10駅ですが、その間にドンムアン駅があり、国内線や
国際線のLCCを利用するドンムアン空港へは、電車で行けることになります。 また、チェン
ワッタナのイミグレーションへ行くにも、ピンクラインと接続するラクシー駅が便利になります。
<レッドラインの路線駅>
バンスー中央駅からタリンチャン駅までは3駅ですが、バンソン駅でパープルラインと
連結され、将来的にはタリンチャン駅からサラヤ―というエリアまで延長される予定です。
現在、新型コロナウイルス感染症が猛威を奮い、外出もままならない状況ではありますが、
今後 レッドラインも多くの人に利用され、市民の足として多いに利便性が高まるでしょう。
このレッドラインを巡っては、三菱重工業、日立製作所や住友商事など多くの日本企業が
関わっており、拠点となる駅周辺では、国際協力機構(JICA)や大都市や地方中心都市に
おける市街地の整備改善などを施行する都市再生機構(UR)も開発計画に参画。 JICAは
全線で用いられる車両及び電気設備などを含む建設費 約2,681億円を円借款により支援しました。
8月2日の開通式典には、タイ側からはプラユット首相、運輸相、タイ国鉄総裁が、
日本側からは梨田在タイ日本国大使や森田 JICAタイ事務所長、本事業の建設などを
請け負った日系企業の共同事業体の関係者らが出席していました。
バンコク首都圏について、いつも言われていることですが、都市部の産業活発化に伴い、
車の車両台数が増加している中、交通システムが進まず交通渋滞を深刻化させています。
<バンコク首都圏2030年の全路線はこうなる予定です>
今はコロナ禍で少しは落ち着いていますが、大気汚染による環境負荷も大きな課題で、
交通渋滞の緩和も含め、レッドラインによって改善に期待が持たれます。乗車が楽しみ。
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ちょっと見ただけだと、東京地下鉄路線図に似ていますね。
まあ、都心の環状線化のから放射線状の路線が伸びる設計は当然でしょうからね。
現行のバンコクの地下鉄の構造を見ると。南北線によく似ていますよね。
駅名表示を南北線の駅名にして、どっきりカメラなんかできるかも?