タイ人女性にとって 欧米人は良きパートナー …

　　
　ベトナム戦争時に 米軍兵とタイ女性で多くのカップルが生まれましたが、結婚することになって、
夫の母国へお嫁に行く、そんな幸せな女性たちばかりではありません。　昨日からの続きです。

戦争終結後、恋愛や結婚が実らず あえなく置きざりにされ、再び バーなどで働くことになった
女性たちも多くいました。　地方の子ですから、このことは、貧しい人たちに影響を 与えたようです。

　　

　この “ミア・シャオ” という事象 （欧米人の妻になること） は、幸福な暮らしが約束されるという
概念を 持つようになったようです。　よって 今もタイの田舎の女性達は、より良い将来の為に欧米人の
旦那を 選ぶ子たちが多くいるのも確かです。　そのために英語の習得などに余念がないと言います。

今でも東北ブリラム県では、国際結婚を するタイ人女性が年々増加し、結婚が地域に貢献している
ことも事実とか。　夫の国籍で、一番多いのが英国・ドイツ・フランス・イタリアと続くようですヨ。

　

国際結婚を したブリラム県の女性のうち約７割近くが夫の母国で暮らしており、毎月２万バーツから
３万バーツを 実家に送金するケースが多いと聞きます。　こうした仕送り額は、年間２億バーツ以上にも
上り、ブリラム県の経済成長に大きく寄与しているそうですからネ。　大変なもんです。

　処で、タイには “ギック” と呼ばれる独特な関係があると聞きますが、それは 「友達のような、恋人の
ような関係の相手」 のことだと言います。　外見からは普通の恋人同士ですが、当人たちは 自分たちは
“ギック” なので、相手に恋人がいようが いまいが、束縛や嫉妬を しないルールなんですネ。

　

まぁ～　なんとも都合のいい関係です。　そこで思うのは、中高年の日本人がタイの若い女性とトラブる
のは　女性は “ギック” の関係だと思っているのに、男性は真剣になってしまうんではないですかネ。

日本から時折来る男性と付き合う女性たちには、本命のタイ人男性が居ることは、よく 聞く話です。
或いは 田舎の両親に預けている自分の子供のために、頑張っている女性も多いですからねぇ～

　

このギック文化、結構 一部 若者の間ではスッカリ定着しているらしいですヨ。　ミア・シャオの多くも、
契約が終了すれば、すぐに 次の旦那となるような人を 探し始めるといいますから、逞しい限りです。

　そんな かんなで、“ミア・シャオ” も “ギック” の関係も、ベトナム戦争が生んだ慣習であるような
気がしてなりません。　この独特のカップルは、タイに向いているんしょうネ。　　



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