日タイを騒がす大事件で、防犯(監視)カメラが大きなポイントになっています ・・・
大阪府・寝屋川市の中学1年生2人の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑の山田
浩二容疑者は 駅前や市内に設置された多くのカメラに映ったことで逮捕されました。
日本では 改めて 防犯カメラの威力を感じさせている事件です ・・・

一方 タイでは、例の爆破テロ事件の犯人の逃走ルートに設置されていた監視カメラが、20台あった
ものの、このうち15台が故障しており、追跡や犯人の特定が困難な状況になっているとのことです。
笑うに笑えないことが発覚してしまいました。 これもタイならではの出来事ですねぇ~
これでは益々、諸外国から政府と都庁の治安に対する姿勢が問われてしまいますネ。
バンコク都内の中心部で起きた爆弾テロ事件が発生してから約1週間が経ちましたが、
依然犯人の行方がわかっていないのも、こんなところにも要因がありそうです。

犯人は爆破させた後、ルンピニ公園へ向かったとバイクタクシーが証言していますが、向かいには
国立チュラロンコーン大学付属病院があり、容疑者がそこで灰色のシャツに着替えて逃走したという
目撃証言もあります。病院周辺の道路にも設置されていた防犯カメラが機能していれば、
事態は大きく変わっていた可能性もありました。 非常に残念なニュースです。
この故障の話を聞いて思い出すのが、バンコク都庁による「偽防犯カメラ事件」ですネ。

2011年の9月頃だったかな。あるタイ人フリー・ジャーナリストが、自宅近くに設置されている
防犯カメラが「箱だけで中身なし」であることを発見。マスコミも都民も大騒ぎとなりました。
その後、バンコク都庁は「見かけだけ」の防犯カメラが500台も設置されていることを認めています。
いくら予算不足だからとは言え、許されることではありません。都庁の言い訳がふるっていました。
「道路にカメラを設置した主目的は、交通状況の把握」「見せかけであっても防犯効果がある」と
バンコク都知事が開き直って強弁しており、テレビニュースに映った都知事の姿を思い出します。

<スクムパンバンコク都知事・・・>
タイでは、防犯カメラというより監視カメラと呼んだ方が良いかも知れませんが、この際
徹底してバンコクと周辺の監視カメラを、本当に故障だったのかチェックしてほしいですよネ。
バンコク都庁は否定していますが、ひょっとして、まだ偽造カメラがまだ設置されているのかも
知れませんもの。こんなことで、犯人捜査の進展を妨げているのであれば言語道断です!!

タイの主要5空港からの外国人入国者数は爆弾事件後、大幅に減少しています。何度も言いますが、
観光はタイの基幹産業の一つです。特に今年は内需、輸出ともに不振の中、観光が経済のけん引役と
なっていました。外国人旅行者の減少が長引けば、経済に与える影響は更に深刻です。
爆弾事件の犯人が捕まらなければ、海外に治安へのアピールも出来ない状況です。
政府も都庁も シッカリしてほしいですねぇ~


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