プラユット首相は21日、総選挙を「来年2月24日とする」考えを示しましたネ。
2014年5月のクーデターでプラユット軍事政権が実権を掌握した直後から、繰り返し「民政移管に
向けた総選挙」を行なうと言ってきましたが、具体的な日付を明言したのは初めてです。 一方で
“もし、できなければ改めて協議し5月5日までには実施する” と、 ”逃げ道“ も作っています。
どうやら現政権は総選挙で親軍政党が勝利しプラユット首相が続投するというシナリオを
描いているよう。 実際、プラユット首相の継続を選挙公約に掲げる政党も出てきました。
国民主権党(Palang Pracharat Party)です。設立者の一人はプラユット氏の士官学校予科の
同級生で、有力支援者には元タクシン派政権で閣僚を務めた実力ある政治家も連なっています。
その為の準備時間も考えているんでしょう。この目標に向け、様々な活動が目立ってきました。
地方での閣議を頻繁に開催し、予算の投下、地元政治家の引き抜きなどを進めていますものネ。
先週もプラユット首相と主要閣僚は南部ラノン県と隣県のチュムポンを視察。チュムポンで
開催した閣議では、農業の競争力強化、観光促進、交通物流インフラの整備などを南部開発の
柱とする方針を決めています。現在、政党活動が禁止されている為、動きが取れない状況の
既存政党側は、事実上の選挙活動だとして批判しています。他党は腹立たしい日々でしょう。
そんな成果が出ているのか、国民からも更に高い人気を集めるようにもなっています。プラユット
首相は無愛想で、特にマスコミに対しては不機嫌さをそのまま顔や態度に表し、テレビを通じて
見ている国民側がハラハラしています。ですが、国民の人気と支持は強まっているようですよネ。
世論調査と社会統計でも定評のあるNIDA(タイ国立開発行政研究院 = 政治経済系の大学院
大学として有名な教育・研究機関)の7月世論調査(全国18歳以上の1,257人)で「誰が一番
次期首相として望ましいか」という質問では、31.3%がプラユット首相を指名しています。
2位にスダラット女史(タイ貢献党=タクシン派)の15.0%、3位がアビシット元首相
(民主党党首)で10.5%、4位がセーリーピスー元警察長官(タイ自由党)の7.80%、5位が
今 売り出し中のタナトーン氏(実業家・未来前進党共同創立者)の 7.5%となっています。
プラユット首相は、スダラット女史を2倍以上引き離してのダントツの1位人気です。
プラユット首相は実権を握って4年が経ちますが、自身と奥さん・二人の娘さんの家族に、
金銭に纏わることや権力に関する、タイの政治家ファミリーが持ってしまう変な噂話も
ありません。不愛想ですが、実直に仕事に専念しているところが評価されているんでしょうか。
ですが、こんな気になることも起きています。 長くなりますので明日に続きますネ。
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