政情不安なのに タイ人の訪日が増えている ・・・

　　
　反政府派と親政府派のデモや集会が続く中、時折 暴発騒ぎが起きてケガ人が出ています。
昨日の夕方も、内務省前の反政府デモ会場で爆弾が爆発、男性２人が病院に搬送されていました。

大きなデモや集会は行なわれ無くなったとは言え、タイの観光に与えるダメージは続いています。　
タイ政府観光庁も懸念しており、１月～３月までのタイ観光業に与える損失は50億バーツが

　

見込まれていると聞きます。　危機感を 抱くタイ国際航空やホテル業界は、観光客の誘致に躍起と
なっており、この時期としては異例のディスカウント料金を 設定しているところも多いようです。

　そんな中 自国の政情不安なんて、どこ吹く風で 訪日しているタイ人観光客は、増え続けています。
昨年の訪日タイ人は45万3,600人で、過去最高となった一昨年の26万640人を 大きく更新しました！

今年は50万人を 軽く超えるだろうと言われています。　この数字って凄いと思いますヨ。　ここ何年かの
日本人の訪タイ数が100万～130万人ですが、タイに訪れて来た歴史が違います。　先進国となった
大国 日本とタイの現在の経済環境や規模などを 考え合わすと、50万人は大きな人数ですよネ。

　

　来週はタイのお正月 “ソンクラーン （13日～16日）” がやって来ますが、この大型連休に海外旅行する
タイ人は、昨年と較べて20％増の40万人に達すると予想されています。　今日あたりから16日に

集中するようで、行き先の人気トップが日本だそうです （嬉）。　日本の観光ビザ解禁前の
昨年の４月には、６万人が日本を 訪れており、今月は10万人に達するかも知れませんよぉ～

これが 昨年11月から今まで続いているタイの政情不安定な国の実像だと思います？　
このアンバランスが堪りませんねぇ～ （笑） 　これも “タイならでは”　です。
反政府デモなどで、迷惑を 被っているのは外国人だけのように見えてきます。

　

　初の訪日外国人旅行者数1,000万人達成記念に、気を 良くしている日本政府観光庁 （JNTO） は、
特に 貢献の著しい２ 個人と３ 団体に対し、JNTO理事長表彰を 行なっていました。　タイからは
アナーク・シラパチャートさん （タイ観光サービス協会最高顧問） が選ばれていましたネ ・・・

タイ旅行業協会副会長や泰日旅行業協会会長などの要職を 務める同氏は、近年、新たな観光スポット
紹介や日本への送客、チャーター便の造成などに 尽力されたということで、表彰されています。

　

今年も学校が夏休みになる３月～５月に、日本へのチャーターフライトが24便 運航されるようですが、
タイ人の日本観光のゴールデンルートは、東京・富士山・京都を 結ぶコースだそうですヨ。
リピーターとなるタイ人が選ぶトップが北海道で、次は意外ですが、飛騨・高山と続くようです。　
　でも今年の日本の大雪を ニュースで知って、雪のシーズンに訪日するタイ人が増えそうですネ。　　



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