やはり タイ政府は一昨日、医療目的での大麻(マリファナ)を合法化する法案を
承認しました。今月3日の 当ブログで 承認されることを懸念していましたが ・・・
大麻は「ガン・てんかん・膀胱炎などの症状の治療に効果あり」と、正式に認められました。
法律が施行されれば、医療目的の所持・使用・輸出入が可能となります。クラトムも同様です。
ただし「大麻とクラトムの栽培・実験は公衆衛生省が麻薬管理委員会と共に監視をするため、
誰でも自由に栽培できるものではない」としています。ですが、これを守られるか心配です。
余り日本では知られていませんが、クラトム(ミトラガイナとも呼ばれます)は、今まで
タイでも「第5種麻薬」に指定されていました。もちろん違法です。東南アジア原産の植物で、
興奮作用や鎮静作用があり、タイでは昔から漢方薬として使用されてきました。米国では
痛み止めなどに利用されてきましたかネ。 日本でも指定薬物となっており違法です。
<クラトム(ミトラガイナ)の葉>
タイではたびたび「クラトムの所持、売買で逮捕」というニュースを耳にします。これからも
嗜好品としての大麻、クラトムは許可されません。が「医療で認められている、合法化された」
などと、大義名分にしたり、勘違いしたりする者たちが 増えなければいいんですがねぇ~
医療用大麻の使用は、カナダやオーストラリア、イスラエルなどの国々や、米国の半分以上の
州で容認されていますが、アジアではタイはフィリピン(16年9月)に次いで2番目の国に …。
今年3月時点で29カ国で合法化されてり、2000年以降に合法的な大麻の使用が増えている
といいます。世界で初めて大麻を医療用、研究、娯楽用など全方位で合法化したウルグアイを
はじめとする中南米、医療用大麻産業が大きく発展したカナダと米国、早くから医療用大麻を
合法化したオランダなど、主に欧米での利用が進んできたと聞きます。
今回の医療用大麻の合法化について、タイ国家開発管理研究所が今年8月に18歳以上を対象に
(1,250人)実施した調査結果で、タイの世論は市民の72%が歓迎しているいいます。その理由が、
医療用の効能について認識しており、”欧米で認められているから” という回答が多かったようです。
タイには17世紀のアユタヤ王朝のナライ王時代から蓄積された「大麻を使った伝統薬の調合方法」が
100以上あるなど、結構 タイの人たちは日本と違って、大麻の効能が知られているらしいですヨ。
その上、近年の欧米諸国の大麻合法化の動きも、大麻に対する肯定的な見方を強めているのでしょうネ。
<つい最近、大麻所持で日本人も逮捕されています>
ですが、合法化へ反対する人も28%居ます。「医療用のみの使用に限定するのが難しいし、政府が
管理できるのか。大麻に依存して犯罪を犯す人が増えるのではないか」 等々の意見もあります。
同感ですネ。「部門の担当者が適切に管理できるのか」と問うと、心配になります。タイ人に
聞いてみても「管理できない」という意見が「管理できる」より圧倒的に多いとも聞きます。
合法化された以上 今後を見守るしかありませんが、日本への間違った影響が心配されます。
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