タイも乾季に入り ソンクラーンに向かって、随分と暑くなってきました。
昼間のゴルフ場はガラガラになりますが・・・ 暑~い、暑い! 倒れる人も出てきます。 (笑)
そのタイの国境を流れるメコン川に異変が起きていると・・・ 毎年この時期は降水量の減少により水位が
低下するようですが、特に今年は 過去50年間で最低となる1メートルまで落ち、川幅も狭くなって、漁業・
農業・船舶運航などの関係業者が悲鳴を上げているとか… 目に見えない生態系にも影響があると…
タイを流れるメナム川(チャオピア川)と違って、メコン川は中国・ミャンマー・ラオス・タイ・カンボジア・
ベトナムの6カ国、全長4,600㌔を流れる国際河川なんですネ。 依って メコン川のちょっとした異変でも
与える影響は国際的になりますから一大事なんです。 各国が農業に頼る国々ですから尚更です。
<6カ国をまたがるメコン川>
メコン川の源は、世界の屋根と呼ばれる中国南西部のチベット高原… ここの雪解け水 一滴、一滴が
川となり 中国の雲南省・ミャンマー・ラオス・タイ・カンボジア・ベトナムを通り南シナ海に注がれます…
日本のような島国に育った我々には、考えられないロマンを感じますよネ。 一度 上るなり、下るなり、
メコン川を制覇してみたいモンです! 多種な生態を観察できたり、普段見れない植物の発見もあるかも。
そのメコン川の異変は、どうやら 中国がメコン川上流に四つのダムを建設したことで、水量が減少し
渇水問題が起きているらしいのです・・・ タイのアピシット首相だけは、早速 中国政府に 「ダムが渇水の
原因である可能性が高い」 として、調査・検討を行うよう要請しています・・・
<メコン川の異常な渇水が問題となっている>
が、中国側はダムが原因ではないと強く反論しており、こんな時こそ各国が一致団結して中国に申し入れ
すればいいんですが、歴史が長い欧州の国際河川に係わる国々と違い 「自国エリアのメコン川だけに
拘り エリアが繋がって多くの国を潤す国際河川」 という意識が希薄のようで、多国間で協力することが
まだ出来ないようです。
そりぁ~ そうでしょう、経済事情・お国事情など、各国バラバラですモノね。 ましてやラオス・ミャンマー
カンボジアなど今や、中国の経済支援無くして国が成り立ちません、 ちとオーバーかな?
<中国 胡錦濤 国家主席>
今を時めく中国への思惑や遠慮もあって、タイ国を除けば発展が遅れている国々ですから、中国政府に
物申せないのが現状のようですヨ・・・ それこそ、地球温暖化対策の為の途上国支援を掲げる
鳩山首相の出番なんですけどねぇ~ 今は、日本国内の問題が山積みで それどころじゃないか~
今後 下流のラオス・タイ・カンボジアでも、計11基のダム建設が計画されているとか…
是非 今回の中国ダム問題を良き警報にしてもらいたいモンです!
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