先週14日、タイ国のトヨタ モーター タイランド(Toyota Motor Thailand 社 = タイ
トヨタ)が、設立60周年(1962年)を迎えました。 還暦ですヨ、凄いですねぇ~
1970年代に入りヤクルト初め、大手建設会社 等々が、タイ国へ続々と進出して来ましたが、
タイトヨタは、その10年前の1960年に設立された「味の素」、1961年 当時の「松下電器
(パナソニック)」などに次ぐ歴史ある大手企業であると記憶しています。大変な年数です。
60周年を記念してバンコク都にて、日本の豊田章男社長、タイトヨタの山下典昭社長と、
スパッタナポン副首相兼エネルギー大臣を初め、政府関係者、サプライヤー、ディーラー、
現地関係者など約1,500名が出席して式典を行ない、大きなニュースになりました。
豊田章男社長は、タイへの感謝と更なる貢献に向けた決意を表明していました。
外務省の海外進出日系企業拠点数調査によりますと、2020年における日本企業の東南
アジアへの進出数は約15,000社あり、そのうちの3分の1にあたる約5,900社がタイへ
進出しています。 60年前からその先頭に立ち、代表的な会社がタイトヨタ社でしょう。
東南アジアでは国によって自動車産業の発展状況に大きな差がありますが、タイ国は東南
アジアで最も自動車製造業を発達させた国で「東洋のデトロイト」と呼ばれてきました。
タイトヨタの尽力もあり、タイ国は他の東南アジア諸国に比べ、車のサプライチェーンが
成熟されており、工場を建設すれば現地でほとんどの部品を調達でき、物流コストの節約が
可能となるといいます。その後フォード、ホンダ(1965年)、日産(1973年)、BMWといった
世界の大手自動車メーカーがタイに工場を建設しています。その筆頭がタイトヨタ社でしたネ。
他の東南アジア諸国は自動車の生産能力が低く、2021年の自動車生産台数は、インドネシアの
112万台を除き、マレーシアが48万台、ベトナム 16万台、フィリピン 8万台、ミャンマーは
最も少ない2,000台未満に留まっています。でも これらの国々も経済成長に伴って自動車に
対する消費者の需要が より高まっており、タイで生産した自動車をこうした国々へも輸出して
販売量を増やしています。タイ国の21年の生産台数は 169万台と東南アジアでは 驚異的です。
トヨタは現在、その169万台の33%(約55.8万台)を占め、トップシェアを誇っており、
米国・日本・中国に次いで、タイ国はトヨタの中で四番目に生産台数が多い国になっています。
また、タイトヨタは最も多くの車を輸出しており、自動車産業全体で見ても、タイ国は世界で
10番目の規模に発展してきました。タイの自動車産業には、メーカー、販売店、仕入先、部品
工場などの関連企業も含め、550万人以上の人たちが働いているといいます。「タイは東洋の
デトロイト」と言われる所以です。ところが、中国から電気自動車が ・・・ 明日に続きます。
世界一やな。
約558万台でなく、55.8万台でした。小数点を入れませんでした。
これからも宜しくお願いします。