昨日の夕方、プロンポン駅前のベンジャシリ公園でジョギングの真似事をしていました。
すると、5歳から10歳くらいのタイの子供たちが、数台のスマホを囲んで、何かに夢中です。
私だけかな? 異常な光景に映りました。広い公園は子供たちが飛び回って遊ぶ場所と認識して
いますが、この点も時代は変わりましたネ。公園や広場がスマホで遊ぶ場所に変貌しています。
<お寺でも子供僧がスマホに夢中 ・・・>
タイのインターネット利用者数は現在約4,600万人で、来年までに6,000万人近くに増える
といいます。タイの現在の人口が約6,900万人かな、総人口に迫る勢いです。スマホの
使用率は日本以上で、インターネットもスマホから入っている人が多いのでしょうネ。
いつでしたか、プラユット首相が国連総会で「タイ人はグーグルであまり情報を検索しないから
知識が不足している」と話したことについて、タイのグーグル社は、“タイ人は1日あたり30億回
以上も検索している” と統計データを公表して反論したそうです。ところが その検索内容が毎月
1日と16日に集中しており、この日は「宝くじの抽せん日」だった、なんて笑い話もありました。
でもタイの子供がスマホを持っている確率は、日本の子ども以上でしょうネ。高齢者の
スマホ所持も日本以上です。日本は携帯電話からガラケー、スマホという流れでしたが、
タイは、携帯からいきなりスマホの時代に入りましたからネ。そして日本は教育上、親御さんも
含めて子供のスマホ所持に賛成していません。 この点も、タイは緩やかでマイペンライです。
<日本でもスマホだらけですが ・・・>
昨年の5月「We Are Social」という英国の調査会社が行なった調査で、“タイ人が世界39カ国で
最もネット使用時間が長い” という統計結果が報告されました。世界の平均ネット使用時間は1日
6時間ですが、それに対しタイは9時間38分ですって。1日の3分の1を軽く超えています。
この数字はおそらくバンコク市内でしょうネ。確かにバンコク都内では地下鉄やBTSに
乗っていても、歩きながらもラインなどのSNSも含めて、誰もがスマホを触っています。
事実なら本当に凄い数字ですネ。この9時間38分という数字は、仕事中や勉強中にも
使っていないと、こんな数字になりません。これに子供が加わっているんでしょう。
でも心配するタイの親御さんも居ます。フェイスブックの投稿でこんな話を耳にしました。
スマホの長時間使用をやめさせようと、母親が寝ている娘の目の周りをアイシャドウでパンダの
ように真っ黒に塗りたくりました。目覚めて鏡を見た娘は、自分の顔に驚いて泣き始めました。
母親は “スマホを見すぎたらこうなるよ” と注意。そして効果テキメンだったと投稿しました。
この投稿を見た政府・精神衛生局の幹部は、“児童の精神に悪影響を与えるので、こういった
行為は控えたほうがよい” と反論。 しかし、賛同する親も居て賛否両論だったといいます。
スマホを持つ子供に対しては、日タイともに課題があるようです。特にタイでは、親がマナーや影響に
ついてしっかりと、教えるべきなんでしょうネ。公園は子供らしく走り回る場所であっててほしい ・・・
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