タイの日本料理、これだけは勘弁してほしいのが屋台の寿司売りです!
世界のアチコチで日本食ブームです。7月時点で約8万8,700店の日本料理店があると、
日本農林水産省が発表していました。2年前に較べ1.6倍に増えたそうですヨ。
2006年の調査では、約2万4千店だったそうですから、9年間で 大変な数字になりました。
<日本のカレー・青リンゴ、今やタイ人の間で大好評 …>
2013年に「和食」がユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に選ばれたことも
日本食ブームに火をつけているんでしょう。健康的なイメージで寿司や刺し身などが人気を
集めている一方、近年は豚骨味など日本のラーメンなども人気が広がっていると聞きます。
先月末、安倍首相も国連総会出席の米ニューヨークで、各国首脳や企業関係者に日本食の
売り込みに奔走していました。 国連代表部大使公邸で和食の魅力を発信する政府主催の
イベントには各国の首脳級ら約250人が詰めかける盛況ぶりだったようです。首相は誰でも
言いそうな「はっぴを着てハッピー」なんて洒落を言いながら はしゃいでいましたネ。
さて、タイはというと 日本食レストラン海外普及推進機構(JRO)が、現在の日本食店は2,364店と
発表していました。最近は日系大手・小売店の地方進出が目立ち 地方都市へと広がっているとか。
何を「日本食」とするかは、国や地域によって分類が異なる場合が多いんですが、日本食の人気に
乗じて日本の本場の味を知らないで日本食店を経営したり、日本の食材を使わない店も出ています。
よって農水省は今月から有識者委員会をつくり、現地シェフの研修や技能認定を行なう制度など、
海外での日本食の「質」を上げる取り組みを始めます。 そこで最初に指導して貰いたいのが
屋台で売る寿司の握りです! これは ちょっと 酷すぎます。 屋台まで手が回らないか ・・・
タイも日本食ブームになって久しいですから、日本食を売る屋台が出てきても不思議ではないけど
屋台の寿司だけは勘弁してほしいですねぇ~ 鮪・海老・蟹・タコなど何種類もの寿司を、所狭しと
屋台に並べて一つ10~15バーツで販売。 勿論 売っている者は、寿司修行なんてやっていません。
鮮魚の扱い方を知らない者が、気温が高いうえに 多量な排気ガスが出る渋滞道路で、寿司を屋台で
売るなんて、我々からすると自殺行為ですよねぇ~ これを食べて体調不良になったり、これが
寿司だと思われたりしたら一大事ですヨ(笑)。 なんとか止めさす方法は無いんでしょうかねぇ~
笑いごとで済まされませんが、「カリフォルニアロール」などのように、海外で独自に進化した
寿司もありますから、広まることは良いことなんです。が、衛生面など とても心配です。JROは
日本食店が増えることばかりに喜んでいないで、こんな屋台の指導も行なってほしいな。
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