日本のテレビニュースが大袈裟になる理由は ・・・

　　
　２月２日に選挙が行なわれることになり、「この日外出する際には 予定されている反政府勢力の
活動拠点や集会などの周辺には、出来る限り近づかないよう注意して」 と、盛んに 在タイ日本
大使館も、我々 在タイ邦人に 注意喚起のメールを 送ってくれています。

この日は、日本で初優勝したＯ・サタヤ選手のスポンサー、宮田さんの会社コンペがあるんですが、
車でスムーズに、会場であるザ・ビンテージ クラブへいけるか、どうか ちょっと 心配ですネ。　
もちろん、サタヤ選手や他の女子プロも参加しますので、気になるところです ・・・・

　

バンコクの反政府デモを 主導するステープ氏は、演説で２日の総選挙を 阻止するため、市内の
すべての道路を デモ隊で占拠すると宣言していますから、なおのこと不安を 誘いますよネ。　

　こんな現況ですから、日本大使館が よく 注意喚起するのは分かりますが、相変わらず日本の
テレビ報道は大袈裟で困ったモンです。　バンコク全体が危険のように報道しますからねぇ～　

でも 納得しましたヨ。　15年以上、タイの銀行に携わっているバンカーの記事を 読んで ・・・・

　

「日本の報道のあり方に問題があり、記者は自分の記事を 取り上げて貰うためには、ニュース性を
もたさなければならない。　“今 タイで起こっていることが何も特殊なことではない” とする報道ならば、

ニュースとして取り上げられる可能性は少なく、記者の実績は何も残らない。　それよりは、危険性を
誇大化し、記事として取り上げられるよう画策する。　だが、これは情報のねつ造に近く、多くの視聴者は
誤解する」 と …　そう言われて見ると、どの局の報道も 「大変だ、大変だ」 という雰囲気を 出しますネ。

　更に続きます。　「現在の日本人が持つ責任回避志向が、そうさせるんだ」 と ・・・

　

「現状、特に問題ない、として伝達した後 何か起こったら、その責任を 取らされるのではないか？
マスコミに限ったことではなく、地震情報や自治体などが出す避難指示などがそうだ」 と・・・ 確かに。

「今回のことについても “タイのリスクは高い” と言ってさえおけば、何か起こっても非難される
可能性はなくなる」 と ・・・　反論もあるでしょうが、考えさせられるコメントだと思いません？　

　さて、今日は春節 （旧正月） ですよネ。　今年は、とんだ旧正月になりました。　そして 明日の夜は
選挙前夜で、土曜の夜なのに夕刻より選挙が終わる２日まで、酒類販売の規制が敷かれます。　

　

選挙では、全国約９万９千カ所、うちバンコク都内に約６千カ所の会場で、投票が行なわれます。　
反政府派は投票の阻止を 目的に、投票会場でデモを 行なうようですが、再度 反政府デモ隊と政府
支持派市民の衝突、銃や爆弾による襲撃といった事態がなければ良いですがねぇ～
　選挙もゴルフコンペも無事に終わり、２月３日が普通の日になることを 祈るばかりです。　　



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