タイでボブ運動を広めよう！

ワタクシ、どちらかというと、“飲んべい”なほうですからアルコールに関しての記事など、すぐに目に留まります。

今度　タイではアルコール飲料のCM放映時間が、午前0時～午前5時に決められるそうです。
近年の健康ブームにも乗って、飲酒がもたらす健康被害、飲酒運転事故、青少年犯罪などは、
反社会的なモノとする傾向が強まっており、各市民団体の禁酒運動も活発になって、
それぞれの調査発表も行ないながら警告しています。

反飲酒団体では、毎日約700人が新たに飲酒を始めるとのデータを提示し「社会的脅威」だ警告し、
特に未成年者の新しい飲酒者が急増しており、中学生の飲酒人口は400万人以上で、未成年者の
妊娠の2割が飲酒に関連していると報告しています。

タイ健康促進財団では、タイ人の初飲酒の平均年齢が男性で11歳、女性で15歳との調査結果を
明らかにし、10代の若者の交通事故死者数は年間約4000人に昇っており、うち約40％が飲酒に
関連し、去年のティーンエイジャーの死因のトップが交通事故だ、と警告しています。

ちとオーバーな発表のような気がしますが、タイも日本も飲酒運転に関しては、なかなか減らず、
対策に苦慮しています。法的罰則をも強めがら、何かと良策や方法を捜し求めていますが・・・　

タイでも日本でも、欧州で流行っているこんな「ボブ運動」をやってみてはどうでしょう。

それは、グループの一人が酒を我慢して、飲酒した友人らを車で送る運転手役のことで、
その愛称を「ボブ」と名づけているそうです。「Who is Bob this　evening?（今日のボブは誰？）」と、
ヨーロッパの国々の多くのバーで、よく聞かれる挨拶言葉となっているようです。

この「ボブ」は、ベルギーで生まれたそうですが、飲酒運転事故に悩んでいたベルギー政府は、
罰金を最高額約170万円に引き上げると同時に、国の主要産業でもあるビール業界にも、
飲酒運転防止策を求めていました。売上を落としたくないビール業界は、知恵を絞った結果
考え出されたのが「ボブ」の運動との事です。

酒場には、「今日のボブ」を決めるサイコロが置かれ、ボブ役が損にならないようにと、
ビールメーカーがボブに特製のキーホルダーを配る配慮もし、今ではベルギー国民の97％が
「ボブ」のシステムを知っており、「ボブ」になった経験がある人も36％に及ぶ程に浸透している
そうです。また　ベルギーでは9.9％と高かった年末年始の飲酒検問の検挙率が、去年は4.2％と
半減したとの事です。メーカーが先導しているところがユニークですネ。

でも　日本では同乗者も罪になりますから、このシステムは使えません！
が・・・　タイでは問題ありませんから、タイでこのボブ運動を広めましょうか。


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