パタヤも大きく変わろうとしている・・・

　　
　何度かの訪タイの経験者であれば、一度はパタヤを 訪れたことがあるでしょうネ。
そのパタヤが 新たな飛躍に向けて、変わりつつあるようです・・・

パタヤは チョンブリ県内にあり、バンコクの東南約165キロメートルにある特別市で 人口11万人弱の
プーケット島と較べると 小さな観光都市です。 元々は 小さな漁村に過ぎませんでしたが、ベトナム戦争に

米軍が隣のラヨーン県にあったウタパオ空軍基地を 使い、パタヤを 米軍保養地として利用し始めた為
開発が始まった町でした。　その開発は非常に素早く、ビーチ開発などの他、風俗産業も発展しました。

　
　　＜今ではビーチよりも繁華街が有名になってしまった…＞

ベトナム戦争終結後、米軍が去りパタヤは恐慌に見まわれたが、その後、特に欧州からの観光客が増え
観光産業は息を 吹き返します。　2000年代に入り 宿泊施設も３万室が整い、2003年には150万人の

観光客が訪れ、2006年にスワンナプーム国際空港が開港してから、断然 パタヤが近くなり 今では
ロシア人・インド人・中近東各国・中国人・韓国人が主となり、500万人を 超える観光客数になりました。　

　
＜なぜか日本人には好かれないパタヤビーチ…＞

　日本人にとってのパタヤは、ゴルフのついでに立ち寄ってみるぐらいしかなく、人気はないようです。
それは、夜の繁華街が欧米人向きだったり、ビーチがあっても 治安が心配されたり、男女のカップルや

家族連れには向いていないようなイメージが出来上がってしまっているように思いますが、どうでしょう？
タイ人も同じように思うのか、彼らもパタヤには行きませんねぇ～　タイ人には不人気です。

でも ゴルファーにとっては、最高な所でヨ。　バンコクから手前のシラチャーを 入れると20以上のコースが
あり バンコク近郊では味わえない、山間コースが楽しめ、ゴルフはパタヤだけ、と言う人も結構いますネ。

　
＜やり手のクンプルーム市長…＞

　そのパタヤが 不人気の要因を 知ってか、100億円を 投じて 「パタヤ改造計画」 の再開発に取り組み
始めました。　二年以内に、道路の整備や大気 （交通渋滞も酷い） と水質の改善 （下水処理） に加え
教育へ注力し、観光に特化した教育機関 「パタヤ観光工業学校」 を も設立するようです。

講師にホテル関係者を 招き、学生に観光業に関する知識やスキルを 身につけて貰い、地元民が
パタヤの学校に通い、パタヤで働けるようにしたい、という パタヤ市長であるクンプルーム市長の願望でも

あるようです。　確かに 観光の街である今のパタヤでは、ホテルなどの職場はバンコクから来るタイ人に
奪われ　パタヤの人達が働く場所は、夜の繁華街の中だけになっているのかも知れませんネ。

　
　　　　＜どう変貌するか、これからが楽しみなパタヤの街…＞

その他に、渋滞解消の為 20の建設道路・交通機関としてモノレール構想・廃棄処理施設プロジェクト …
等々を 進めていくそうです。　懸念の風俗産業に関しても、現在 そこで働く人達の約７千人を 無視できず

今後は それらの店を ウォーキングストリートに密集させ、ここを ナイトエリアのゾーニングにして
行政が規制するのではなく、管理していく方針を 打ち出していますネ。　これなら治安も 大丈夫かな？

　いずれ 近い将来　パタヤの特別市も、バンコク市のように大きく変貌するのでしょう。
日本人もタイ人にも、「魅力ある市　安心な市　安全な市」 になってほしいですよネ。　




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