今日12月5日はタイでは、故プミポン前国王(ラマ9世)のお誕生日であり、1980年より、
この日を「父の日」に定めており祝日です。“タイ国民が最も敬愛する父” であり、タイ人に
とって大切な1日でもあり、全国各地で国旗掲揚やメモリアルイベントが開催されます。
さて 昨日からの続きの話、一人の女子高校生の歩道を走るバイクによって起きた事故で、
市民の批判が一気に膨れ上がり、ようやく警察も政府も取り締まり強化に動き始めました。
もう少し事故の詳細を見てみると、女子高校生と接触事故を起こしたバイクを運転していたのは
23歳の男性で、ある会社に所属している配達員でした。会社から託された書類や小さい部品類を、
できるだけ早く先方に届けることが求められる、いわゆる バイク配達員です。
近年の交通渋滞は、さらに酷くなりバイクでも身動きできなくなるケースもしばしばです。だからと
言って “歩道を走っていい” という理屈にはなりませんが、こんな事情もあったのかも知れません。
交通渋滞に巻き込まれ、配達時間が数倍に膨らんでしまい、約束の時間通り配達できないと焦り、
慌てて つい歩道を走って事故を起こしてしまった ・・・ 勿論 会社も「ルールを守らなくて
いい」なんて言っていませんが、所用時間については厳しく査定していると聞きます。
<16年からラインも宅配サービスをスタート>
スタッフはスタッフで「何度も遅配を繰り返せば解雇されてしまう」という現実もあるようです。
歩道を走るという違反を、渋滞のせいにしてはいけませんが、やはり、ここにもタイの大きな
社会問題となっている「深刻な交通渋滞」が、絡んでいるように思えます。
またお客を乗せたら乗せた分だけ、そのままその日の収入になるバイクタクシーの運転手たちも同様に、
交通渋滞が一番の難敵です。原則彼らは、指定された場所からでしか、お客を乗せることができません。
行政によって、バイクの登録運転手の管理と、過当競争を避けることとサービスを受けられる
場所が片寄らないよう、運転できる場所が指定されています。そのため運転手たちは、一刻も
早く指定された場所に戻って、一人でも多くのお客を乗せたいという心理になります。結果、
渋滞していると、歩道を走ってしまう、しかもお客を乗せたままのケースも見受けられます。
そう、お客も急いでいます。特に朝夕の出退時間は、バイクを待つ列が長くなります。バイクの
回転率があがれば、待っている利用者も早くバイクに乗れますし、出退時間に要する時間が節約
できます。ですので、利用者も「歩道を走行するのはやむを得ない」という意識もあるのでしょう。
タイ道路交通法で歩道走行は1,000バーツの罰金にアップしましたが、どれだけ効果があるでしょう。
「日本では渋滞が酷くても歩道を走るなんて考えられない、運転手のモラルが低すぎる」と批判するのは
簡単です。 が、日タイでは交通事情の歴史も文化も違いますので、一概には片づけられないでしょう。
根源にある深刻な交通渋滞を解決するアイディアを、出さなければいけない時期に来ていますネ。
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次回でも、バイクの話の折に 書かせてもらいます。
これからも宜しくお願いします。