日本でも そうですが タイも然り、事故や事件など 事が起きないと法や罰則が変わりません。
先月末 女子高校生がバンコク都内で、バイクの歩道での走行事故に遭い、それが発端となって、
500バーツの罰金が、12月1日の今月から1,000バーツ(約3,500円)に引き上げられました。
読者の皆さんも経験があるでしょ、バンコクの歩道を歩いていると、バイクが急に真横を走り
抜けていくという体験。もっと事故が起きていても不思議ではありません。これはもちろん、
法律違反であり、歩道を走ればバンコク都の条例により罰金500バーツまで設定されています。
ところが、歩道の管轄権が警察ではなくバンコク都にあり、条例で対応しているせいもあって、
罰則があっても実際に取り締まられることは、ほとんどないようです。もし取り締まるとなると、
きっと、収拾がつかなくなってしまうくらい、歩道を走る違法走行のバイクが多いからでしょう。
<LINE取り締まりキャンペーン>
もちろん、バンコク首都圏庁も黙っていた訳ではありません。余りにも歩道走行が多いので、
歯止めをかけようと、昨年8月からスタートしたのが「LINE取り締まりキャンペーン」でした。
これもタイならではのシステムです。バンコク都内で歩道を走るバイクなどを見かけた人が、
同アカウント「@ebn6703w」に画像と撮影場所を送信します。その後、違反者を逮捕できたら、
罰金の半額が謝礼として授与されるというのです。 今年10月末時点で、同アカウントに
約10万人が登録、1万6,000件以上の通報があったといいます。納入された罰金も400万バーツ
(約1,390万円)に達したとか。 そして、2,000人の通報者に謝礼を支払ったそうですヨ。
それでも歩道走行は減りません。タイ国家統計局によれば、タイ全体における歩道での事故は、年間平均
2,000件ほどあると聞きますから1日6件ですかネ。歩道を走るバイク、特に朝方の通勤時間はバイク
タクシーの多さを鑑みれば少ないんでしょうネ。 でも、いつも何とかしてほしいと思っていました。
ルールに寛容なタイの交通事情とは言え、今回の歩道を歩く女子高生が、バイクタクシーに はねられた
様子を、現場にいた目撃者が事故を撮影した画像をツイッターなどのSNSに流し、拡散されると、多くの
市民からバイクタクシーに対し、批判の声が殺到しました。一般市民も普段から怒っていたのでしょうネ。
「歩道なのにバイクが優先なんておかしい!」「歩道を走るバイクは迷惑でしかない」「ルールは
守ってほしい!」といった声と共に、警察や政府へも厳重に取り締まるよう批判が殺到しました。
これで ようやく警察も政府も取り締まり強化に動き始めたという次第。 しかし ・・・ 明日に続きます。
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