タイ国は先月5月には外国人観光客の数が200万人近くになり、今年1月1日から5月
31日までの外国人観光客は、約1,063万人となり、着実にコロナ前に戻りつつありますネ。
タイ国政府観光庁 (TAT) によると、この5カ月のタイの観光収入は9,590億バーツに達し、
外国人観光客が全体の三分の二近くを占めたと報告。今年末までに2兆3,800億バーツに
達すると見込んでおり、これは2019年の観光収入3兆バーツの約80%に相当するといいます。
2019年には年間で4,000万人規模だった外国人入国者により、観光業は国内総生産(GDP)の
約20%近くを占める核心産業でした。それがコロナ禍で21年には42万8,000人の水準に急減
しましたが、政府の積極的な入国規制解除が功を奏して、昨年は 1,115万人に回復しました。
今年は中国人観光客も増えつつあり、3,000万人に迫る勢いで、順調な情況となっています。
プラユット首相も、外国人に便宜を図ると共に、安全に留意するよう指示したといいます。
22年7月にタイランドパスが廃止され、観光客が大幅に増加し始め、同年10月には入国規制を
完全撤廃し、12月のハイシーズンには急激に観光客が増えました。今年の1月から5月までの
外国人観光客は、先述したように約1,063万人になりました。その国別の内訳を見てみると … …
1位 マレーシア 1,661,128人、2位 中国 1,131,017人、3位 ロシア 740,792人、
4位 韓国 640,241人、5位 インド 600,593人と、日本人は、まだまだ蚊帳の外で、中々
増えませんけどネ。陸路から入国できるマレーシアは別として、中国人が増えて来ましたネ。
22年まではゼロコロナで閉鎖していた中国ですが、国民の反感を恐れ、突然に開国に転じ、
タイ国への団体ツアーも解禁された途端、一気に中国人観光客の訪タイ数が増加しました。
2位に位置し113万人です。TATが目論む今年の中国観光客数は500万人に上り、支出は
4,460億バーツ(131億8,000万ドル)と想定していますが、どうやら達成できそうです。
新型コロナウイルス禍前の19年は約1,100万人で、全体の約28%を占めていましたが、
昨年にタイを訪れた中国からの観光客は約27万4,000人ですからネ。それが中国人の
団体旅行の復活も手伝って、コロナ禍で壊滅的打撃を受けたタイの観光部門は回復しており、
それでも全盛期にはまだまだ及びませんが、第1四半期の経済成長率は予想を上回っています。
日本は中国人観光客に頼らなくとも順調ですが、タイ国には中国人観光客が欠かせません。
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