米欧ツアーとLIVゴルフとの事業統合、まだ 一波乱ありそう？

　疑惑が疑惑を呼んでいるようです。米国PGAツアーのジェイ・モナハン会長が13日、健康

状態を理由に日常業務から一時的に離れたばかりの中、LIVゴルフとの事業統合に関し、民主党

 

所属の上院議員から独占禁止法違反の疑いがあるとして司法局に調査を要請したといいます。

別の上院議員は両ゴルフ団体に、統合に関する通信と記録の提出を求めているようです。

　

　＜モナハン会長＞

あれほどPGAツアーと敵対していた超高額賞金ツアーのLIVゴルフが６日、“欧州ツアーも

含めて新会社を設立する” と、電撃的な合意がなされました。急な方針転換に選手はじめ、

関係者に波紋が広がっている最中です。やはり何かあるんだろうと、勘ぐられていますネ。

 

PGAツアーの理事会は、“モナハン会長を全面的にサポートする。PGAツアーの日々の

運営を指揮し途切れることなく継続的な運営をやっていく” との声明を出しています。

　

モナハン氏の復帰時期は、現在のところ未定とし、不在の期間中はCOO（最高執行責任者）の

ロン・プライス氏らが職務を代行するといいます。　まだ 一波乱ありそうです ・・・

 

モナハン会長は、“健康状態から回復中である” と、メディアに述べていますが、具体的な

状態や職務を離れる期間については明かにされていません。前週の６日に電撃合意して以来、

批判にさらされ、一部の米国ツアー選手からは退任を求める声も上がっていました。

　

LIVゴルフの設立後はLIVゴルフに猛反発し、巨額の報酬につられて参戦しないようPGAの

選手に働きかけて来ただけに、今回の事業統合の合意には、モナハン会長を多くの選手が、

 

「偽善者」と非難さえしていました。米欧ツアーは事実上の追放処分としていたLIV参戦

選手を、今季終了後に復帰させる方向に進めるとしていますが、その処遇と待遇に 今度は、

ローリー・マキロイ選手ら、モナハン会長を支持して来たトッププロが納得していません。

　

松山英樹プロの言動も気になるところです。メジャー第３戦の「全米オープン」開幕前に

電撃的に和解したことについて触れていた、と報道されています。承知の通り、LIVは多額の

契約金で勧誘してきた経緯があり、松山プロにも移籍の噂が流れましたが、“米ツアーで

 

やり残したことがある” として断ったと聞いています。今後のことを聞かれると、“分からない。

どうなるか、答えが出るのは５年後、10年後じゃないか” と答えていたようです。

今回の事業統合がゴルフ界にとって素晴らしい歴史的な出来事になれば良いですがねぇ～