そうでした、TCCグループは メンバーと同伴でないとラウンドできない名門コース、
ラチャプルック クラブをも傘下に持つコングロマリット企業です。昨日からの続きです。

<ラチャブルック クラブ>
M&Aによる急拡大を見せるTCCグループは、その潤沢なビジネス基盤を活用し、より一層店舗網の
拡大を図っていくんでしょう。では米国スターバックスは、どうしてタイでのスタバを手放すのか?
それは、中国市場に注力していく為だと ・・・ 本社の負担を減らし、同市場に一極集中する為
取捨選択。 今後 より大きなビジネス効果を得られる戦略を選んだようです。近年、世界各国で
経営権の売却を加速させており、昨年にも フランスなど欧州4カ国で営業権を手放しています。

<米国 スターバックス本社>
東南アジアのパブになっているタイから経営権をTCCグループに譲るというのは、はやり
中国の人口の魅力には叶わないんでしょうかねぇ~ 今後のスタバは どうなっていくのか。
どうやら、中国に注力するのは こんな理由もあるらしいですヨ。タイで300店舗以上を展開するスター
バックスですが、専門誌によると、その利益率が厳しいようです。純利益率は13%しかないと ・・・

コーヒー1杯当たりの金額を平均150バーツとすると、一杯当たりの利益はたった19バーツです。
その理由は原価の高さであり、スタバは必ずロケーションが良い場所に出店するため賃料が高く、
また所得税や店舗装飾費、店の管理費などの費用負担も大きいといいます。(1バーツは約3.5円)
平均して、スターバックスが販売する最初の100杯は賃料の支払いに充てられ、次の200杯が
その他 経費に充てられます。つまり一日で最低300杯は売らないと赤字になってしまうとか。

しかもエアコン付き、Wi-Fi などIT環境など、すべて整っていますからコーヒー1杯で
一人でも長居が可能です。ミーティングの場所としても、長時間 使われてしまっています。
日本のように長居に気遣う文化が タイにはありませんからネ。 店側もたいへんです。
路上の屋台と較べても あまり意味はありませんが、屋台のコーヒーは高くて30バーツかな。原価は
約10バーツとして、差し引いた利益は20バーツとなり、一杯当たりの利益はスタバよりも良いです。

経費は少ない、屋台では賃料・店舗装飾費・税金はなし。屋台は もし売れ行きが良くなければ、
場所だって変えて販売できます。経費負担が少ないため1杯目から利益が出始め、サラリーマンの
多いビルの前など、良いロケーションで販売すれば たいへんな数字になります。
屋台のオーナーが負担しているものは、原材料費、少しの備品代、そして自身の労働力だけです。
屋台のコーヒーの方がスタバのコーヒーより利益率が高いというは、どうなんでしょうネ。
今後 TCCグループが、この辺をどうしていくのか 興味ありますネ。


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