「ホンダ LPGA タイランド2022」は、アッという間に終了しました。二日目まで畑岡奈紗プロが
トップに立ったくらいで、今年は昨年と違い、日タイの選手の大きな活躍は見られませんでしたネ。
畑岡プロは、首位と3打差の18アンダー4位からのスタートでしたが、「71」とスコアを
伸ばしきれず、通算19アンダーの12位で、大会を終えました。アイアンショットが思う
ように打てなかったようです。二日目まで素晴らしいスコアを出していただけに残念です。
<ナンナ・コルツ・マドセン選手>
初日から首位争いをしていたナンナ・コルツ・マドセン選手(デンマーク 27歳)と、リン・
シユー選手(中国)が、通算26アンダーで並び、プレーオフを下して、マドセン選手が
ツアー初優勝を飾りました。 優勝賞金24万ドル(約2,760万円)を獲得しました。
笑顔でギャラリーを味方につける渋野日向子プロ、今回は無観客試合の開催でしたが、
11位タイから出て「67」の好スコアをマークし、通算20アンダーの8位タイで終えました。
目標だった「ベストテン」に入り、スポンサーの推薦出場に面目躍如たる順位でした。
更には、同大会が開催される前に、Hondaとスポンサー契約を締結した笹生優花プロも、
最終日には、大会タイ記録の「62」を叩き出し、通算19アンダー12位タイで終えました。
<アッタヤ選手>
タイ人勢でベストテンに入ったのは、70 67 66 65 と尻上がりにスコアを伸ばしたアッタヤ・
ティティクル選手だけでした。20アンダーの8位タイで終わり、タイ人勢での世界ランク
トップ(8日現在14位)の意地は見せつけました。タイ人ゴルフファンに今年の活躍を予感
させる戦績でした。 2月20日に19歳になったばかりのLPGAのルーキーであり、前週の
「HSBC女子世界選手権」でも4位と、アリヤ・ジュタヌガーン選手の後を着々と歩んでいます。
<左が里奈さん、タイ人プロに交じって よく頑張りました>
その前回覇者のアリヤ・ジュタヌガーン選手(26)は、通算12アンダー40位タイ。アマの
立松里奈さんは、通算1アンダー61位タイで、世界ランク上位の選手との四日間の大会を
終えました。アマチュアとして日本ツアー出場には何度も経験があったでしょうが、しかも
米国ツアーの60位以上の選手との出場は初めてでしょう。いつかはプロとして米国ツアーで
戦うかも知れません。 素晴らしい体験をしたかと思います。 里奈さん、ご苦労さまでした。
今回も残念ながら無観客試合という事で、観戦を断念せざるを得ませんでした。
しかし、テレビ中継を見るとギャラリーがかなりの数いたことに驚きました。関係者かなとも思いましたが、あまりの数でしたし、大声での観戦や試合後のサイン求め。
何かしらのコネがある人が、家族・友人・知人を誘い全く関係のない人も見られたと聞いたのですが、本当でしょうか?
何をもって無観客にしているのか、謎の大会でした。
そのようですよ。一般客のチケット購入は、LPGAが「無観客試合」を謳っていましたから、普通は観戦できません。が、
何かしらのコネのある人から人へと、広がって入場を許したのでしょうね。LPGAもスポンサー関係者には大目に見たのでしょう。
ここにもタイらしさが出た感じです。来年はウィズコロナとして有観客で開催してほしいですよね。