タイ国の航空会社は、コロナ禍でタイ エアアジアも苦境に立たされています。
タイ エアアジアは、マレーシアの格安航空大手エアアジアのタイとの合弁会社ですが、
昨年3月からコロナ禍で、今年に入っても国際線が飛べていません。 更に昨年末に
発生した新型コロナウイルスの「第二波」で、現在は国内線需要も急減してします。
昨年は赤字続きで9月末で債務超過に転落してしまいました。タイ政府に低利融資を
要請していますが、これまでのところ支援を得られていません。止むを得ないんでしょう、
ついに従業員の75%に対し、2~5月の4カ月間、無給休暇をとるよう要請しています。
それでもタイ エアアジアは、他国を含めたグループ4社の中で昨年の年間旅客数が、
初めてトップになったそうです。グループ各社の2020年運航実績が公表されました。
タイ・エアアジアの旅客数は9,491,524人、マレーシア・エアアジア 9,116,241人、
インドネシア・エアアジア 2,186,647人、フィリピン・エアアジア2,006,465人 でした。
各社共に旅客数は2019年比で大幅なマイナスとなりましたが、4社の中では国内の移動
制限が比較的短期間で済んだのがタイ エアアジアだったようです。年間旅客数では創業
(2003年)以来初めて、本社のマレーシア エアアジアを抜いてトップになりました。
第4四半期(10月~12月)の旅客数も、前年比6割程度にまで回復しているのが明るい材料です。
でも赤字では喜べません。いくらトップになっても黒字でなければ経営は成り立ちませんものネ。
格安航空会社といえば、個人的にジップエア(ZIPAIR Tokyo)に注目しています。今月より
東京(成田空港)―バンコク(スワンナプーム空港)線を毎日運航しているJALの子会社です。
(ZG51 成田発 16:40 - バンコク着 22:00 ZG52 バンコク発 23:30 - 成田着 7:15 )
なおZG51 便は、タイ政府により認められたセミ コマーシャル フライト(Semi Commercial
Flight = SCF)です。SCFは定期便ではあるものの、政府の定める条件に適した乗客のみが
搭乗を認められます。 よって在日タイ大使館で入国許可を取得し搭乗が可能になります。
ジップエアの設立は2018年7月ですが、営業開始は昨年の6月3日からでした。現在は、
ボーイング787-8型機(290人乗り)の機材を使用しており、成田からバンコク、ソウル、
ホノルルへ飛んでいます。 社員数は、昨年10月現在 238名とのことです。
<同社は新しい時代に今までにない発想で臨むそうです>
ジップエアは、これまでのフルサービスキャリアでも、ローコストキャリアでもない、新しい
基準を作る「NEW BASIC AIRLINE」を目指しているとの事で、機内のインターネットが
無料であったり、ベッドのように使えるフルフラットシート … … 等々、新しい試みが多い
ようですヨ。2月・3月の成田―バンコク間が往復の航空運賃は約35,000円になっています。
JALの100%子会社ですから、接客サービスも良いでしょう。次回 利用してみようと思います。
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
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FSC(フルサービスキャリア)に慣れている高齢者には、エアアジアなどのLCCは嫌われていますが、JALの子会社のZIPエアーは飲食は付きませんが、抵抗なく利用できるかも?
運賃もエアアジアと変わらず(もう少し高いかと思ったが)、コロナ終息の暁には、日本人には人気が爆発しそうです。
1月に、観光ビザでバンコクにやってきた方の動画があります。
ZIPエアー利用で、渡航費用は総額で(強制隔離後は除く)20万円弱のようです。許容範囲の値段でしょうか?
https://www.youtube.com/watch?v=KY5WtuUw6RA
★ハワイ路線 2020年12月19日 就航第一便
https://www.youtube.com/watch?v=DMOn_lSk8Xw