今やタイで大人気の 「ライン・LINE」 のユーザー数は3千万人を超え日本に
次いで世界2位? いや1位になっているかも ・・・ 昨日からの続きです。
企業の宣伝ツールとしても普及し、一昨年の4月にはバンコクにオフィスもオープンしています。
米グーグルに追いつけ追い越せという姿勢は、世界各国 共通の意気込みのようですヨ。
ラインでの 「ベッキー問題」 など、日本でもSNSでは何かと物議を醸し出していますが、タイでも
これだけ普及すると、軍事政権下でもあり その批評、また不敬罪というタイ独自の文化もあることから
タイ政府や警察がSNSなどの掲示板の書き込みやメッセージを検閲するというのも理解できますネ。
( SNS= Social Networking Service / ソーシャル ネットワーキング サービス )
ただ 日本の皆さんに伝えたいのは このタイの不敬罪って、実はプミポン国王自らが 「不敬罪で逮捕」 と
指示を出したことなんてありません。 むしろ逆で、タイの王室自体は 外部の批判に対して非常に寛容で、
批判が事実に基づいているものであろうとなかろうと、常に 「大人の態度」 を取っていると思います。
タイの不敬罪はその権限を国王が発揮しているのではなく、周囲の国民が国王をかばおうとする姿勢の
表れだと思います。タイの国旗を見ると そう感じます。 王室を意味する紺色を中心に、仏教の白があり、
それを国民の血を意味する赤色が守っているのがタイの国旗です。 タイ国民がその国旗に敬意を表す姿勢は
半端ではありません。 私は不敬罪という壁で国民が国王を守っているような気がしてなりませんけどネ。
話が少し逸れました。
今やタイの小中学生でもスマートフォンを持つ時代になり、BTSや地下鉄に乗っても10人中7・8人が
スマホをいじっています。 日本もそうですが、何人かは読書をしている人もおり、ホッとしたりします。
昨年 10月には、バンコクのカセサート大学構内にスマホ使用レーンと不使用レーンに分割した歩道を
テスト設置しています。 スマホの操作で歩きが遅い学生と急いでいる学生を分けるというものです。
歩きながらのスマホ絡みの交通事故を懸念しているのか、トヨタ タイランド社がスポンサーに
なっています。 口の悪い友人は、この使用レーンを 「スマホ中毒者歩道」 と言っていました。
500メートルのスマホ中毒者歩道、一見 悪ふざけに見える取り組みですが、米国や中国でも実施されている
プロジェクトで、歩行者の交通ルールや交通標識への意識など測定するというものだとか。 失敬しました。
米国・中国では、大半の歩行者はスマートフォンに夢中で、注意書きにすら気が付かないという結果が
出ているそうです。 SNS大国タイ・バンコクではどういった結果となったのか、再度 報告しますネ。
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