誰からも敬愛された88歳のプミポン国王が、死去されてから今日で1カ月10日が過ぎます。
昨日の朝 プミポン国王を追悼する式典が改めて、タイ軍事政権の主催で
タイ首相府、各省庁、県庁、郡役場、企業オフィスなどで行なわれました。
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午前8 時に国歌を斉唱した後、首相府で、プラユット首相が国王の肖像画の前で王室への忠誠を
誓い、再度 最後に国王賛歌を斉唱していました。 ソムキッド副首相の天を仰ぐ姿が印象的です。
現在のバンコク市内、まだ 街中を歩く人々の多くが黒い服を身に着け、国王の遺体が
安置されている王宮へ、弔問に訪れる市民は 今だに絶えず、追悼ムードが続いています。
王室によると、記帳や国王のひつぎ前での弔問のため王宮を訪れた人は100万人になろうと
しているそうです。 各県庁などに設置された記帳所で記帳した人は全国で900万人に上るとか。
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こうして バンコクの王宮では、毎日仏式の葬送儀式が行なわれていますが、王室としての火葬は1年後
以降にするようです。 タイ政府は21日、「来年にプミポン国王の火葬のための施設を 来年9月までに
建設する」 ことを明らかにしました。 葬送行事には、最大8,000人が参列する見込みとしています。
また、プラユット首相は 故 プミポン国王に 「マハーラート大王 (大王は英語で THE GREAT)」 の称号が
付けられることも明らかにしましたネ。 来年 一連の葬儀が終わった後、その儀式も行なうとしています。
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そう、プミポン国王に関連する祝日がいくつかありますが、5月5日の戴冠 (即位) 記念日と、
12月5日の誕生日は、来年以降も 何らかの名前で祝日として、残すことが決まっています。
ところで、タイの歴史上で 「偉大な三大国王」 と呼ばれているのが、スコータイ王朝で全盛期を築き
タイ文字を創ったと言われる 「ラームカムヘン大王」 (スコータイ王朝)、その生涯が映画化もされ、
また ムエタイの創設者でもある、「ナレースワン大王」 (アユタヤ王朝)、そして あらゆる改革・制度の
近代化を実現させたチュラロンコン王 (チャクリー王朝) の三人と聞いたことがあります。
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ですが、プミポン国王が亡くなられた後の国民の様子、様々な儀式や上述のような待遇を
見聞きしていますと 「偉大な三大国王」 に加わり、「偉大な四大国王」 になるのでしょうねぇ~
政府機関と公務員、国営企業職員の服喪は10月14日から1年間続き、黒い喪服に身を包む
姿はまだまだ継続されます。 一般国民や旅行者は各自で服装を判断するようにとのことですが、
観光客であっても、派手な服装は控えるべきでしょうネ。 是非 留意しておいて下さいナ。
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