日本はここ20年、平均寿命は伸び続け、男女とも世界1位、2位に顔を並べる長寿国です。
ですが、介護などの手を借りず自分で日常生活を送れる健康寿命は、伸びていないといいます。
ということは、介護や医療の介入を必要とする期間が長くなっているお年寄りが増えている
ということで、いかに、介護や病院のお世話になりながら生活している人が多いかですネ。
厚生労働省は今年7月に、21年の平均寿命は男性が81.47歳、女性は87.57歳と発表しました。
健康寿命は19年の統計しか取れていないようですが、男性は72.68歳、女性は75.38歳です。
平均寿命(21年)と健康寿命(19年)との差は、男性8.79歳、女性12.19歳となっています。
昨年では男性で8.73歳、女性で12.07歳でした。この差は縮まれるのが理想ですが、確かに
その差は伸びています。健康で老後を過ごすための書籍がベストセラーになるのも頷けます。
より医療や介護の進化とレベルが上がり、今後も平均寿命は伸びていくでしょう。が、健康
寿命は伸びないのであれば、ますます介護や医療の介入を必要とする人も増えていきます。
<21年の健康寿命も延びていれば良いですが ・・・>
高齢者と呼ばれる65歳以上では、医療にお金がかかる額がぐっと高まります。厚生労働省に
よると、国民一人あたりの年間医療費は、65歳未満が「18万3,900円」であるのに対し、
65歳以上は「72万7,300円」と約4倍に上昇するといいます。 凄い差が出ているんですネ。
WHOが2000年に提唱した健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく
生活できる期間」のことです。中高年の読者の皆さんは、健康寿命を伸ばす目的で「医療や
介護の介入がなくても自分で日常生活を送れる技」を、今から何か行なっていますか?
近年、和田秀樹 精神科医の「70歳が老化の分かれ道」や「80歳の壁」等々が出版社され
ベストセラーになっており、健康寿命を伸ばすことが詳しく書かれています。が、様々な
疾患のリスクを下げる『適度な運動』が 最も大事でしょうネ。コロナ禍でゴルフが見直され、
若い男女でもプレーする人が増えていますが、ゴルフは中高年以上にも適度な運動の一つですネ。
諸説いろいろありますが、ゴルフをワンラウンドすると、シングルプレイヤーでも8,000歩
くらいは歩きます。アベレージゴルファーで15,000歩を歩き、スコアが120前後の初級者に
なると25,000歩前後歩きますからネ。歩くだけではありません。スイングは、普段は使わない
上半身のねじれる筋肉を、素振りを入れれば何百回も振ります。素晴らしい運動になります。
「自立して生活できる年齢」を『健康寿命』と言うなら「何歳までゴルフができるか」を、私は
勝手に『ゴルフ寿命』と呼んでいます。 若い世代の人もゴルフ寿命も意識して下さいな。
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