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タイ人プロゴルフファー、マークセンはどう思う? ①

2008年01月12日 | タイから英樹・遼・藍プロを応援!
今日は、タイのゴルフに関係の無い“プロ入りを表明した石川遼君”のお話しです。

ついに石川遼君が約300名の報道陣を前に、プロ転向の記者会見を行いましたが、賛否両論で男子プロの世界にも影響が・・・
テレビ報道などは好意的に取上げていますが、新聞報道では「高校生活とプロゴルファーを両立出来るほどそんなに
プロは甘くない」とういう意見が圧倒的で、むしろ批判的な意見が多いような気がします。

14歳のキャディアルバイトでゴルフと出合った青木功は中卒でプロになり、全米ジュニアで優勝、全米アマ三連覇も達成し、
学業も優秀だったあの天才ゴルファー、タイガーウッズでさえ、“勉強とゴルフのニ足のわらじは困難”と判断し、
スタンフォード大学を二年で中退してプロの世界に飛び込んでいる・・・と、大物に例えて甘さを言及しています。

昨年遼君は、優勝した試合の他7試合に出場しましたが、もしプロであったならランクは40位前後で約2400円の賞金額を
稼いだことになるそうで、上位70位までに与えられるシード圏内に入る好成績に終わっています。

が・・ 今までは温かい目で見守ってくれていたプロ達も、今季からは賞金を奪い合うライバルになり、昨年までとは
試合会場の雰囲気や接し方も違ってくる、また ジュニア指導の第一人者である坂田信弘プロ曰く、「全体成長を続ける
女子と違い、体の各部位がバラバラに成長してしまう男子は、スイング作りが難しい」等々・・・厳しい意見だらけです。

深堀圭一郎プロは「僕らのジュニア時代とはレベルが違う。飛距離だけでなく、小技の感性が豊かだ」と遼君の才能を
絶賛していますが、技術を認めたり、褒めることとプロになることとは違うようで、問題点、課題は山済みです。

低迷に頭を抱える男子ゴルフプロ業界内の一部でも「ゴルフは総合力のゲームと言われ、技術だけでなくフィジカルや
メンタルまで高いレベルが要求される。体が出来ていない16歳に過酷なツアー転戦は無理ではないか。
プロ転向は早過ぎるのでは」との意見も出ています。

こんな厳しい言葉も・・・
プロとして成功したいなら高校を辞めるべき。ツアーの成績がダメでも高校生でいれば、心のどこかに逃げ場が出来る。
親元にいればハングリーさが出てこない。そんな中途半端を許した親や学校は、石川遼で金儲けを考えているのではないか。

ただのプロではなく“高校生のツアープロ”の方が貴重で商品価値は高い。ゴルフ業界も高校を辞めてもらっては困ると
考えているのでは・・・云々。

さあ~ どうなることでしょう? ワタクシ「やってみなはれ!」としか言いようがありません。
日本で活躍しているタイ人プロゴルファーのマークセンはどう思っているでしょう?
15歳で颯爽と現れたI君や、大物プロのジュニアも華々しくデビューしましたが、その後消えてしまいました。
石川遼君がそのようにならないよう祈るばかりです。


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