引退表彰後、初めて出場した米国ツアー「アーカンソー選手権」で、藍ちゃんは予選通過しました。
畑岡奈紗プロは1オーバー、横峯さくらプロは4オーバーで予選落ちした中、1オーバーの88位から
出た宮里藍プロは4バーディー、2ボギーで回り、通算1アンダーの63位で決勝ラウンドに進みました。
<宮里藍プロはホンダの顔でした>
藍ちゃんファンもホッとしたと思いますが、タイで一番 ホッとしているのは筧(かけい) 由紀夫さん
でしょうネ。 「ホンダLPGAタイランド」を よく 観戦したことのある人なら、いつもラウンド中に
藍プロに寄り添って、彼女を守っていた筧さんを見たことがあるでしょう ・・・
今年2月に筧さんに「ゴルフとビジネスの共通点」をお聞きしています。 今日はそのお話です。
<筧さんとプライベートの顔をのぞかせる藍ちゃん>
パノラマ・インターナショナル・マーケティング社代表取締役の筧 由希夫さん(51)は、毎年
「ホンダLPGAタイランド」に出場して来た宮里藍プロのマーシャルとして10年間、調子の良くない
時も 優勝した時も間近でサポートしてきました。タイ在住の日本人で彼女を最もよく知る一人です。
筧さんの初来タイは1994年の29歳の時でした。お姉さんがドイツで生活していたため学生時代から欧州
諸国を中心に旅行したことがきっかけとなり、タイにいた先輩に声をかけられバンコクの旅行社に勤務。
<ザ・シティホテル シラチャ>
99年には、当時シラチャで唯一のホテルだったザ・シティーホテルの支配人に就任し、ここで
6年間勤務しました。 「シティーホテルは日本人社員が自分しかおらず、タイでの仕事の
やり方やタイ語会話を習得できた。これが大きな財産になっている」と話しています。
その後2005年に独立。その頃、リニューアルを進めるとともにプランテーションコースの開場も進めていた
サイアムCCの幹部と出会い、年間会員販売の立ち上げやキャディ教育など13年まで携わることになります。
<サイアムCCで練習する笠りつ子・木戸愛プロ>
現在は、日本ジュニアのタイアマチュア選手権出場支援、冬の合宿運営など行なっています。
また ここ数年は笠りつ子、木戸愛、飯島茜プロらのサイアムCCでの合宿、コースを利用した
CM撮影等のコーディネートを主な業務としています。
初来タイから23年。タイに随分とお世話になったので、「今後はタイの若いゴルファーが
日本で活躍できるようサポートしたい」とタイ国への恩返しに力を入れると言っていました。
<日本のジュニア団体からタイゴルフ協会に記念品を贈呈>
ゴルフはタイへ来てから始めたと聞きました。プランテーションコースでキャディの
トレーニングをしていた頃は、ほぼ毎日ラウンドしており70台で回っていたようですが、
今は平均85前後でベストは70。ホールインワンはないですが、バンプラゴルフの15番で
出したアルバトロスは今でも良き思い出となっているといいます。
<ジュニアの練習を見守る筧さん>
筧さんのゴルフとビジネスの共通点は「記憶に残す訓練が大切である」と言います。
「ゴルフではあのホールのあの場面で、何番のアイアインをどう使ったかをしっかり記憶して
おくと次のミスを防げられる。サービス業でも人の特徴をしっかり記憶に残しておくことが次の
仕事にも繋がる。この積み重ねがスコアをアップさせ、新たな良き出会いに通じる」 と ・・・
<片山晋呉プロと>
『成功したいならば「あの時ああしていれば」と言うのではなく、「この次はこうしよう」と
考えよう』という格言があります。筧さんは、記憶に残す訓練が出来ているから次の道筋が明確です。
宮里藍プロが筧さんに10年間もコンビを依頼し、プライベートの側面を見せていたことも頷けます。
筧さんも最後となる今年の宮里藍プロの活躍を 強く願っているお一人でしょう。
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この成績だと、モチベーションが上がりませんね。
今大会、モリヤ・ジュタヌガン(22歳)が2位に入りました。
たぶん、彼女のベストフィニッシュではないでしょうか?
モリヤは、最近の4大会で、6位、7位、4位、2位と抜群の安定感を誇っています。今年中に初優勝の可能性が大きくなってきましたね。
★筧 由希夫さんは不定期ですが、NEWSCLIPに「変わりゆく東部」というタイトルで投稿されています。
下記サイトで読めますので、ご参考に。
http://pata-bbs.meltworld.com/
貴重な情報を有難うございました。