いよいよ 運転免許取得のルールが改正される！

　
　自覚と責任も必要とされる運転資質を持てれば、タイの交通事故 （飲酒運転とスピード過多）の
大半が減るでしょう。　この教育が、今 絶対に必要ですよネ。　昨日からの続きです ・・・

ところで、死亡者数が2012年は前年より減少し、2014年までほぼ横ばいが、昨年から増加傾向になり
今年は80人も増えたのは、どうしてでしょう？　　多いバイク事故が さらに 増えているからかな？

　

「タイ人の収入が向上し、バイクとスマホを購入する者が増え、スマホで連絡を取り合って、自宅から
少し離れた場所での食事や会合に参加する機会が増えたため、自ずと事故の発生率が高くなった」 と

分析する有識者もいました。　時代の流れで利便性が高まるのは良いですが、今度は理性が飲酒
運転の誘惑に勝てなくなってしまっているような気がしてなりません。　本当に怖いことですよネ ・・・

タイの自動車関連の保険会社によると、今年１月１日～３月13日の交通事故による死者は2,315人、
日本の昨年の交通事故死者数は、前年と比べて４人増えましたが4,117人です。　タイは３カ月も
かからないで、倍以上の数字です。　タイの人口は約6,800万人で日本の半数ほどなのに これです。

　

世界保健機関 （WHO） がまとめた2015年版の交通事故に関する報告で、タイは2013年の人口10万人
当たりの交通事故死者数が36.2人と世界でリビアに次いで２番目に多かったことが報告されています。
これは もう 何とかしなければいけませんよネ。　気がつくのが遅いけど 政府が動き出しました！

プラユット首相は運輸省に対し、運転免許を取得するための試験を難しくすることなど指示しました。
これに伴い運輸省陸運局は具体的な検討に入り、合わせて運転免許更新時の試験導入も思慮するとか。
また新運転免許試験改正、筆記試験100点の合格基準の義務付けなどで交通事故の減少を狙います。

　

4月19日の閣議で、首相は運輸大臣のアーコム氏に、「交通事故の多くの原因は運転手の酒酔い運転、居眠り
運転、法定速度以上のスピード運転であるので、運転手に対する各種車両の免許発行をシンプルなやり方で
あっても、より厳しくするよう」 また 「３カ月以内に急いで法律規定を実施するよう」 指示したようです。

アーコム運輸大臣もいろいろと改正を考えているようです。　今までは免許更新時は簡単な色別テスト
くらいでしたが、先々は新たな筆記試験と講習を設ける。　新運転免許申請者は、運輸局基準に沿った

　

運転免許教習所の卒業証がなければ、陸運局は免許証を発行しない。　同一レベルの運転能力を養成する
ためにも教育省のカリキュラムに替わり、陸運局の運転講習カリキムを教育に取り入れる … … 等々。　

いいですねぇ～　早く実施してほしいですよネ。　これらを実施するには３カ月では無理ですが、
３年以内に完全になれば、2020年までには相当の交通事故数が、死者数も減るでしょうヨ。