タイ国では今日の1日から、ワクチン接種証明書や陰性証明書の提示が不要になり、新型
コロナウイルスに関する入国規制が完全に撤廃されます。 マスク着用もTPOに合わせて
推奨されますが、義務では無くなる等、感染対策も緩和され、各自で注意することに … …
そんな中、昨日 誰もが注目していましたプラユット氏の首相任期問題の判決がでました。
タイ憲法裁判所は、プラユット氏の首相就任は、2017年4月6日に憲章が発効した時に
始まったとし、任期切れとなる8年間には達していないとの判断を下しました。
よって、プラユット・チャンオチャ氏(68)は、今の時点では2025年4月5日までは
首相として留まることが可能になります。 やはり 想像していた通りでした。
憲法では、首相の在職期間は最長8年と決められています。ただ、首相の在任期間の数え方に
ついては、2014年の軍事クーデターで首相に就いた8月から8年という解釈で22年までと、
憲法が施行された17年4月から8年という考え方で25年まで、そして新憲法下での総選挙を
経て、19年6月に首相に選ばれた日を起点に27年まで続く、とする解釈がありました。
<早速 野党側は抗議しています>
任期は今年までか、25年、27年までとなるのか、三通りの解釈に 法律家の間でも 意見が
割れていました。野党は「軍事クーデターで首相に就いた日から8年で任期は22年まで」と
訴え、プラユット首相が在職年数の上限に達したか、どうかの判断を憲法裁に求めていました。
それを憲法裁は「2017年4月6日に憲章が発効した時」と判断しました。プラユット首相兼
国防相の首相としての職務を停止していましたが、これで2025年まで首相の職務を再開する
ことになります。 まぁ~憲法裁の判事9人は、保守派が多く、プラユニット氏が優位になる
判断を下す可能性は高いと言われていました。 結果は6対3で、そのようになりましたネ。
そう言えば 1日の今日、バンコク都内の戦勝記念塔前で16時頃から反政府グループなどに
よる抗議集会が行なわれます。この憲法裁の判断が出たばかりですから大きなデモや集会に
なるかも知れませんネ。在タイ日本国大使館からも、“不測の事態に備え、抗議集会が
ある現場周辺には近づかないように” とメールで在留邦人へ注意喚起がされています。
10月1日から「非常事態宣言」も解除されます。今までデモや抗議集会があっても、同宣言下
ということで、大きなデモの抑止力になっていた部分もあったと思います。でも、これからは
反政府・反プラユット首相運動が強まり、デモや抗議集会が多くなることが懸念されます。
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