昨日から、アジアンツアーの22年度開幕戦である「PIF サウジインターナショナル」が、
サウジアラビアのロイヤルグリーンズ(7,048ヤード・パー70)にてスタートしています。
同大会は、グレッグ・ノーマン氏(豪州)がCEOを務める「リブゴルフ・インベスト
メント(LIV Golf Investment = LGI)」とアジアンツアー(AT)との共催試合です。
<会場のロイヤルグリーンズ ゴルフ場>
21年後半に新しく設立されたLGIが、アジアンツアーに今年から10年間「インターナショナル
シリーズ」として協賛し、世界各国で共催試合を行なうことは、昨年11月4日の当ブログでも
触れました。今大会は、2019年から21年まで欧州ツアーとして開催されてきましたが、
今年からアジアンツアーに移行し「同ツアーの旗艦大会になるだろう」と言われています。
<記者会見で中央がグレッグ・ノーマン氏>
ノーマンCEOが率いるLGIの親会社は、サウジアラビアの政府系投資ファンド「パブリック・
インベストメント・ファンド(PIF)」ですが、今大会にも頭にPIFを付けた冠大会にしています。
強大なオイルマネーを原資に、賞金総額を昨年の350万ドルから500万ドル(約6億円)へ
アップされ、ビッグトーナメントとなって世界から多くのスター選手たちが集まっています。
ディフェンディングチャンピオンは世界ランキング5位のダスティン・ジョンソン、8位の
ザンダー・シャウフェレ、9位のブライソン・デシャンボー選手ら強豪をはじめ、フィル・
ミケルソン、トニー・フィナウ、マシュー・ウルフ選手といった実力者も出場しています。
<木下稜介プロ
出場資格には、21年12月31日付けの「世界ランキング200位までの上位85人」、「2020-21年
シーズンのアジアンツアー賞金ランキングトップ30」、「21年 JGTO賞金ランキングの上位5人」
とあり、その資格で日本勢は金谷拓実・星野陸也・木下稜介・岩田寛・久常涼プロ、そして
19年のアジア下部ツアーで賞金王になった関藤直熙プロが、推薦枠で出場しています。
<パチャラ・コンワットマイ選手>
アジアンツアーで、東南アジア一 多くの選手が在籍するタイ国からは、大御所トンチャイ・
ジェイディ、昨年まで日本でシード権を持っていたジャズ・ジェーンワタナノンド、アジアン
ツアー最終戦で優勝した若武者のパチャラ・コンワットマイ選手はじめ16人が出場しています。
昨日の第一ラウンドでは日タイの選手で10位以内に入り、出足好調だったのは 2位タイに
つけた木下稜介プロと7位タイにつけたパチャラ・コンワットマイ選手でした。賞金総額が
500万ドルになりベストテンに入れば高額です。最終日に誰がベストテンに入るか楽しみです。
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