今日と明日の15時以降、バンコク都ラチャダムヌン通りで、反政府派の集会が開催されます。
ミャンマーのクーデターによって、一般国民デモの強さと、逆に国軍の弱さに刺激されている
タイ反政府派です。 タイ政権も警戒を強めているようですヨ。 昨日からの続きです。
ミャンマーのミン・アウン・フライン国軍総司令官は、現在の国民の民主主義に対する意識を
完全に読み間違えていましたネ。これほど国民が怒り、また海外からこれほど大きな批判に
発展するとは思っていなかったのでしょう。まるで辞任に追い込まれた森会長のようです。
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国軍や警察は、放水やゴム弾などを使用し実力行使で国民と民主派を抑え込もうとしていますが、
火に油を注いでいるだけです。デモの規模は7日連続で続いており、医療従事者や公務員も多数
加わり、ストライキも広がっているようです。 国軍は公務員に職務復帰を呼びかけています。
が、反応は鈍いようです。政変後の国軍の統治計画が揺ぎ、もはや、拘束しているアウン サン
スー チー国家顧問やウィンミン大統領らを解放しない限り、民主派デモは治まらないでしょう。
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軍事クーデターの先輩、プラユット首相に助けを求めてきたんですかネ。フライン司令官は
10日、プラユット首相にクーデターを起こした理由を説明し、また民主主義を支えるための
支援をタイに求める書簡を送っています。 これも考えが甘く、覚悟が無いように映ります。
プラユット首相は「タイとミャンマーを含む10カ国で構成される東南アジア諸国連合は
加盟国の国内問題には干渉しないことになっている」という理由から “ミャンマーの
内政に立ち入るつもりはない” と、アッサリお断りしたようです。
すると 今度は昨日、国営テレビの声明で「刑務所に収容されている受刑者のうち2万
3,314人に恩赦を与え釈放する」と発表しました。こんな時に何を考えているんでしょう。
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恩赦の理由は、“国づくりに向けて国民としての役割と義務を果たして貰うため” としています。
すでに恩赦は行なわれており、ヤンゴンの刑務所から受刑者が次々と出所しているといいます。
これは どうやら、軍側が受刑者たちを利用して抗議活動を妨害し、混乱を引き起こすことを
狙っているようです。受刑者の中には軍を支持する者も居るといいますから。更に刑務所には
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多くの空きが出来たと、デモの参加者に知らせることで、抗議活動している人たちを脅そう
としている、という憶測も流れています。 まったく もう焦りに焦っている感じがします。
フライン国軍最高司令官はクーデター後、デモに参加している国民に対しテレビで、“感情的に
ならず、事実を見て考えて欲しい” と訴えていましたが『それはあなたでしょ!』と突っ込み
たくなりました。振り上げたこぶしを、どう下ろすのか、プラユット首相も見守っています。
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「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
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タイの民主化運動は若者世代が大半ですが、ミャンマーの軍事クーデター反対運動は、老客男女、公務員にまで及び、国民全体に及んでいます。
ミャンマー国民の民主主義を尊重する力がこんなにも強いとは・・・敬意を表するだけです。
ミャンマーの軍事政権が国民の反対運動で倒れるのか?実弾発車で居残りを続けるのか?13日時点では予想ができませんが・・・
ミャンマーの軍事政権が倒れたら、アセアン10か国の中で、軍事独裁政権が残るのは、タイ国だけになってしまいます。
タイ国民のうち、若者層は世の中に目覚めていますが、中高年齢層は寝た切り状態が続いています。
早く目を覚まさないと、タイ国は東南アジアで唯一の軍事政権と言う不名誉なレッテルを貼られてしまいます。
経済的にはミャンマーより進んだタイですが、民主主義という、人間の生存にとってもっとも重要な面において、タイは後れを取ってしまいました。
https://www.youtube.com/watch?v=BkgCtV4tp-g
一緒に論じてはいけませんよ。よく それぞれのお国の事情を理解してからコメントしましょう。