タイの交通事故死数！

日本での交通事故死者数が、昨年5743人と七年連続で減少し、54年ぶりに6000人を切った、というニュースが流れています。

警視庁は「道路交通法の改正による飲酒運転の厳罰化や交通事故に対する国民の意識向上で、無謀な運転が減った」と
分析しています。何人もの幼い子供達が犠牲になって、飲酒運転の厳罰化が施行されるようになりましたが、
もっと早くから、施行されていれば、随分と尊い命が救われたことでしょうネ。でも　この犠牲者が、どれだけ次の犠牲者を防いでいることか・・・・

タイでの飲酒運転死亡者数はどうなのでしょう？

交通事故による死亡者数は1997年には13,836人だったのが2005年には12,871名となり、交通事故に占める死亡者数は
減少しているようですが、かつて　日本も一万人を越えて“交通戦争”などと呼ばれていた時代同様、大変な数の
犠牲者を出しています。やはり　飲酒運転による事故死が75%前後を占めるそうですので、タイも厳罰化の対応が必要でしょうネ。

タイでは、バイクが自転車代わりに若者にも利用されていますが、アルコールを購入できる年齢を18歳から20歳に
引き上げられはしましたが、確か飲酒は北欧・南米・スリランカなど同様18歳から、まだOKだったと思います。
飲酒運転死亡事故には、このバイクが相当数絡むようですので、早急にバイクと未成年者の飲酒規制が必要です。

数年前に、トラックを飲酒運転して事故を起こし、4人を死なせ、4人を負傷させて逃げた23歳の元大学生の
男性被告に飲酒運転の反対キャンペーンを展開する団体らが「死刑」を要求したことがあったそうですが、結局は、
6年の判決で終わったことがあるようです。少し前の日本と同じで飲酒運転事故には、まだまだ甘ちゃんです！

アルコールの販売時間や広告規制、そして寺院や教育施設近辺での飲酒販売規制など、施行されているようですが、
「飲んだら乗るな」では無く「酔ったら乗るな」というほど、飲酒運転について甘い思考がある以上、事故死を起こした後の
厳罰化のほうが、効果があると思います。

タイは、タバコやエイズの諸問題には先進国となっている反面、ビールの消費量は、世界ランクを05年の21位から
昨年は18位に上げているそうですから、早急の対処が必要です。
タイの法律に、ワタクシがヤキモキしても仕方ないんですが、毎年一万人以上のタイ人が交通事故で亡くなっているなんて・・・


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